このページは、「わが国における主な宗教団体名」に挙げた教団の中から、教師1人あたりの信者数(信者数を教師数で割ったもの)および布教施設1カ所あたりの教師数(団体数を教師数で割ったもの)の分析を試みるものである。 もちろん、この分析は、各教団が文化庁に届け出た統計的数字を基に、レルネットが推察した数字であり、各宗派に取材したものではないので、研究者ならびに各宗派当局からの積極的な反論を待って修正すべき解釈は修正してゆきたい。 わが国の諸宗教の内、長年にわたって最も安定的で、日本文化や国民生活に影響を与えてきたのは、仏教(伝統仏教諸宗派)であることは、いうまでもない。本稿では、仏教諸宗派についてレルネット独自の方法で分析を加えてみたい。 「わが国における主な宗教団体名」に掲載されている仏教諸宗派の信者数の総合計は、6,380万人と全人口の2分の1を占める。このことが多いか少ないかは別として、社