街の書店が次々と姿を消しており、その流れが止まらない。最近は、新聞・テレビでも大きく取り上げられるようになったが、閉店のペースはこのところむしろ加速しているように見える。毎月、多くの書店の閉店のお知らせがSNSでなされており、かなり深刻な状況といえる。 マンモス大学・早大前の書店が閉店という衝撃 この9月16日にも、文禄堂早稲田店が閉店した。早稲田大学正門そばの書店で、マスコミ志望者の多い早大学生は、以前は、私の編集する『マスコミ就職読本』や月刊『創』(つくる)の大きなお客で、発売されると大きく店頭展開していただいたものだ(以前は「あゆみブックス」という名称だった。 衝撃というのは、書店の苦境が叫ばれる現状でも、学生が出入りするこういう書店は生き残る可能だと思っていたからだ、閉店の報に驚いて8月にお店を訪れた時にそう話すと、昨年赴任したという女性店員(店長代理とのことだった)が「私もそう思