花形の人材を競合他社に渡し、その数カ月後に再雇用。管理職を気分次第で指名し、安過ぎる値段で製品を売る。こんな慣行の企業はつぶれるはずなのに、プロサッカーのチームがあまりつぶれないのはなぜだろう。 こんな「謎」を集め、調査に基づき合理的な答えを見つけた「ホワイ・イングランド・ルーズ(仮題 イングランドはなぜ負けるのか)」は、ゴーストライターが代筆した選手の自伝に飽き飽きしているサッカーファンにお薦めの1冊だ。 共著者のサイモン・クーパー、ステファン・シマンスキー両氏は「大半の業界で、不良企業は破産するが、サッカーチームの破産はほとんどない」とし、「経営陣の無能にもかかわらず、サッカーチームは地球上で最も安定した企業に数えられる」と書いている。 同著は題から想像されるよりも幅広い読者にとって興味のある内容だ。クーパー氏は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のスポーツコラムニスト。シマンスキー氏
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く