さまざまな利用者が使いやすいよう配色された“カラーユニバーサルデザイン”が注目されるようになってきた。カラーデザインの展示会「COLOR SESSION 2008」(4月12日まで、東京ビッグサイト)では、色覚に障害のある人にとって色が見分けにくいことを体験できる世界初の眼鏡や、色覚障害者の見え方をシミュレーションするソフトが展示されている。 眼鏡用レンズメーカーの伊藤光学は、色覚に障害のある人にとって色が見分けにくいことを体験できる眼鏡型フィルター「バリアントール」(3万4500円)を出展した。豊橋技術科学大学と連携し、二酸化チタンと二酸化シリコンを交互に30層蒸着した光学フィルターを開発。色覚障害者の色の見分けにくさを再現して体験できるようにした。 記者もバリアントールをかけてみたところ、黒地の看板に赤色で書かれた「交通死亡事故現場」という文字が読みづらかったり、ピンクと水色で色分けさ
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