これはCIE(国際照明委員会)が定めた色の統一的な表示基準であるXYZ表色系のxy色度図。点線内が人間の肉眼で判別できるとされる色の範囲、三角形で囲まれた範囲のうち、赤い線がAdobe RGB、青い線がsRGBの色域 デジタルカメラで撮影した画像を、PCの液晶ディスプレイにて正しく色再現するには、駆動方式の選択も大切な要素だ。液晶ディスプレイは一般的に駆動方式としてTN、VA、IPSのいずれかが利用されており、色再現の正確性は視野角による影響が少ないが、IPSは最も有利で、次にVAが続き、TNは不利となる。 【拡大画像や他の画像】 実際にはパネルの品質などによって色再現性は大きく変わるが、一般的には、色再現性を重視するならばIPS方式の液晶ディスプレイを選択するのがベターといえるだろう。ただ、単純にIPS液晶を選べば正しい色を表示できるかといえば、そうではない。今回は「正しい色」を理解