厚木市議選は10日の投票日へ向け、終盤戦を迎えた。各陣営とも少しでも票の上積みを図ろうと熱く支持を訴えている。 28議席を33人で争う。内訳は現職20人、元職2人、新人11人。引退議員の後継ら有力な新人もおり激戦が予想される。市内は基本的に政党色が薄く、濃淡はあるが地域選挙の色合いを残すため、多くの陣営が地元票を固めるのに力を注ぐ。 現職の中には、地元に新人が出て危機感を強め、新たな支持層を求めて本厚木駅頭に繰り出す候補がいる一方で、「相手にかかわらず、自分の選挙をするだけ」と手法を変えない人もいる。 活動に手応えを感じている現職陣営は、低い投票率をにらみ「自分たちの地区で投票率を上げられれば、うちの候補も対立候補の新人もダブルで当選できる」と期待をかける。 告示から毎朝、地元の複数の交差点に立って支持を訴えている現職は、「同じ地区で同じように訴え始めた対立候補がいて、時間を分けた