毎月の電気やガスなどエネルギー使用を「見える化」し、省エネに役立ててもらおうと、県は事業者向けの「環境家計簿」のサイトを今春、設立した。昨年から先行して始めている家庭向けの環境家計簿では節電効果も上げており、担当者は「今夏は家計簿を活用し、日々の生活を見直すきっかけにしてほしい」と呼びかけている。 環境家計簿は県の委託を受けたNPO法人「奈良ストップ温暖化の会」(事務局・奈良市)が開発し、運営している。▽電気▽ガス▽水道▽ガソリン▽太陽光売電−−といった6項目で使用量や費用をネット上で入力すると、二酸化炭素(CO2)排出量などの毎月の変化、前年同月との比較などがグラフや表で分かりやすく表示される。また、市町村などグループごとに集計する機能もある。 同会によると、昨年初めに作成した家庭版は、当初から600世帯以上増えて現在900を超える世帯が参加している。参加者の11年度の電力使用量を前