【斉藤太郎】民主党の海江田万里代表は3日の記者会見で、安倍晋三首相との党首討論を12日に開催するよう求めた。苦手のインターネットにも取り組み、フェイスブックを始めたと宣言。参院選に向け、「戦闘モード」を強めている。 海江田氏は会見で「東京都議選と参院選を勝ち抜くために臨戦態勢に入る。安倍首相は党首討論を受けてもらいたい」と訴えた。 フェイスブックについては「私は従来、毛筆をこよなく愛している。同時にホームページで比較的長い文で私の考え方を披瀝(ひれき)していた。そういうものを集大成し、新しい次元・領域で戦いを挑まなければいけない」と語った。 強気の背景には、最近の株価の乱高下を、「アベノミクスの副作用が出始めた」と見ていることがある。さらに、日本維新の会が、橋下徹共同代表の一連の発言で失速したことも追い風になった。海江田氏は「民主への一時の大逆風はピタリと止まりつつある」と会見で強調