消火訓練の準備中に火災があった小脇郷グラウンド。男性が指差しているあたりで出火した=4日午前、滋賀県東近江市小脇町(桑波田仰太撮影)(写真:産経新聞) 滋賀県東近江市小脇町のグラウンドで、消火訓練の準備中に起こったアルコール引火事故。事故の様子を目撃した住民らが、状況を語った。 「ドーンと爆発音がした後に3メートルぐらいの火柱があがり、数人が火だるまになっていた」と話すのは、近くに住む自治会長の男性(63)。自身も両手にやけどを負いながら、必死に消火活動にあたった。 男性は、重傷を負った女の子のもとに駆け寄ったという。「全身に火が燃え移っており、泣き叫んでいた。手で火を払おうとしたが、なかなか消えず、近所の人が引っ張ってきたホースの水で、やっと消し止めることができた」 女の子の服はぼろぼろで男性は「本当にかわいそうだった」と表情を曇らせた。 風上にいたため、難を逃れた男性(67)は