大阪市の公募で就任した男性区長(54)が区役所の女性職員にセクハラ行為をした疑いが浮上している問題で、橋下徹市長は3日、「区長の認識に甘さがあったのは間違いない」と批判した。市役所で記者団に答えた。 橋下市長は区長がセクハラの意図を否定していることについて「セクハラの定義からいくと、加害者側の意図は基本的に関係なく、『意図がなかった』というのは言い訳にはならない」と指摘。その上で、「(区長は)大規模な組織での勤務経験が少なかったのか、組織におけるセクハラについての認識が不十分だった」と述べた。 一方で「公務員試験を通った人材とは別の発想や価値観を持った人材であることは間違いない」と話し、擁護する姿勢も示した。