【エルサレム=上地洋実】パレスチナ自治区ガザでの武力衝突を巡り、イスラエルとイスラム主義組織ハマスは1日午前8時(日本時間1日午後2時)、人道目的で72時間の停戦に入ったが、約2時間後に戦闘が再開された。 AP通信によると、1日午前10時頃、イスラエル軍の戦車がガザ地区南部ラファで砲撃を行ったという。ガザ地区の医療関係者によると、この攻撃で40人が死亡した。一方、同時刻にガザ地区からのロケット弾攻撃が確認されており、どちらが先に戦闘を再開したのかは不明だ。 また、イスラエル軍は1日、ガザ地区内で兵士1人が誘拐された可能性があると発表した。1日午前9時半頃、地下トンネルの破壊活動を行っていた軍の部隊に対し、ハマスとみられる武装集団が攻撃を加えたという。軍は捜索活動を展開中としている。ガザの保健省によると、7月8日の作戦開始以来、ガザの死者は1533人となり、過去のガザ紛争で最大規模となっ