国民生活センターは7日、近年急速に普及している電気や火を使わないワンプッシュ式蚊取りによるトラブルが多発しているとして、注意喚起を始めた。1回ボタンを押すと、勢いよく霧状の薬剤が1日分噴射されるため、誤って顔に付着してしまうなどの被害が幅広い年齢層で確認されている。 公益財団法人「日本中毒情報センター」(茨城県つくば市)のまとめでは、2012年度だけでも73件のトラブルが確認されており、このうち子どものいたずらが原因だったものは52件(71%)を占めた。52件中42件では、子どもの肌が赤くなるといった症状が出たという。