2月25日、日本株が「円安離れ」を見せている。円安が進まない中で株価が上昇するという、これまでのアベノミクス相場とは異なる展開だ。2013年10月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai) [東京 25日 ロイター] - 日本株が「円安離れ」を見せている。円安が進まない中で株価が上昇するという、これまでのアベノミクス相場とは異なる展開だ。ドル建て日経平均は14年半ぶりの高値水準を回復。海外投資家の注目度がさらに高まると期待されている。 ただ、株価のベースとなる企業業績が円安進行なしでも増益を続けられるのか、不透明感も根強い。世界的な金融緩和を背景とした上げ相場の先行きに、警戒感を示す声も少なくない。 <ドル/円と日本株が逆行> 24日のイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言は、ややハト派的との受け止め方がコンセンサスになりつつあり、為替市場の反応はドル安・円高となっている