WWF(世界自然保護基金)が4月1日、南極大陸で新種のクマ「ナンキョクグマ」を発見したと発表した(WWFの発表)。 寒冷地に住む熊としてはホッキョクグマが有名だが、南極では熊は確認されていなかった。この理由として、北極は北アメリカ大陸やユーラシア大陸と比較的近く、流氷に乗って移動が可能であるいっぽう、南極は他の大陸とは遠く離れており、南極へと渡るためには海を泳ぐか空を飛んで移動する必要があるためだと考えられている。 今回発見されたナンキョクグマは、南米に生息するメガネグマに近いようだが、その生態などは謎に包まれているようだ。今年南極では過去に例を見ない規模での氷の減少が報告されており、こういった環境変化によって今まで発見されていなかった生物が人目に触れるようになった可能性もあるとWWFは説明している。
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