私は最近,以前のようなスタイルで記録を取っていないのは見ての通りである. ただし,私自身,この状態が良い状態だとは思っていない. 記録というのは,人によってその存在意義があまりにも異なるものだから,今,この2行から書きだそうとしたことは,どこから記せば他人にも伝わるのか,といったことは正直,見当がつかない.そもそも,「記録」という呼び名が,私が迷った末に使うようになったものだ.2000年代の初期,「ホームページ」という文化から「ブログ」という文化に移った頃は,単に「ブログ」と呼べば良かった.しかし今,「ブログ」は日本ではひょっとすると死語ではないだろうか.かつてのブログに近い存在を今の時代風に言うならば,「ソーシャル」や「SNS」といったところだろうか.一人語りは一部の人だけがするもので,多くは短文のやりとりに終始する代わりに,短文・画像などあるいはその投稿時間やファボにできる限り情報をこ