東進ハイスクール・今井宏先生の国語の苦手な子になるな 「いい子」に育てるな を拝読。 「予備校や塾や高校で教えるのには、得意科目よりも苦手科目の方がうまくいく」とおっしゃる内容、そうそう、そうなんだよなあ、と共感しました(ちなみに、私はかつて、河合塾でアルバイトしてました)。 そして、国語ができるようになるためには「ちょいワル」になれ、というアドバイスも納得。以下の洞察は特に秀逸だと膝を打ちました。国語の授業がどことなく滑稽な感じがするのは、ちょいワルがニヤニヤ笑いながら書き、仲間内で回し読みし、暗い喫茶店や飲み屋で笑い転げて楽しんでいた文章を、白昼の教室に引っぱりだして、難しい顔をして一語一語「この表現は、こんな意味じゃないか」と解釈を重ね、辞書をこまめに引き、板書に内容をまとめ、板書を写し、「筆者は何を言いたいのか」などとマジメに論じているからである。 ただ、以下の一節だけが残念でした