学校などの近くで、ビジネスホテルを装った「偽装ラブホテル」を営業する業者が全国的に増えていることから、市民団体「全国偽装ラブホテルをなくす会」(神戸市)が26日、警察庁や厚生労働省などに積極的な取り締まりや法改正を求めて要望書を提出した。 風営法は学校や児童福祉施設などから200メートル以内の風俗営業を禁止している。同会によると、偽装ラブホテルは旅館業法に基づき自治体からビジネスホテルの建設許可を得た後、実際にはレストランやフロントを設置せずに運営。大阪市西区では小学校に隣接している施設もあるという。 馬場敦子同会代表は記者会見で「行政の所管があいまいで本気で取り組んでくれない。子供の目に触れる場所に建てないようにしてほしい」と訴えた。