(CNN) 米中西部の五大湖の1つ、エリー湖で7日、気温の上昇で湖面の氷が割れ、氷上で釣りを楽しんでいた人々が強風で流された。カナダと米国の沿岸警備隊などによる救助活動の結果、150人近くが無事救出されたものの、湖に転落した1人が死亡した。 オハイオ州の捜査当局者は、当時氷割れが起きる危険性が高い気象条件だったとして、釣り人が同湖に行くべきでなかったと批判。救助に多額の税金が投じられるなか、死者が出たことに強い不快感を表明し、「もし常識に関する規約が法律にあるなら、150人を逮捕していたところだ」と厳しくコメントした。 沿岸警備隊のスポークマンによると、湖には2人が転落し、1人は救助されたものの、別の1人は搬送先の病院で死亡が確認された。同州当局者は救助活動のコストを推定2万5000ドル(約230万円)としており、さらに膨らむ可能性を指摘している。