21日夜、大阪府内で東海道・山陽新幹線の架線が切れ、広い区間で5時間にわたって運転できなくなったトラブルで、架線の切れた場所を通過した列車の車体に強い電流によって開いたと見られる複数の小さな穴が見つかりました。JR東海は、列車が通った際に架線に異常が発生していた可能性もあると見て詳しい原因を調べています。 切れたのは列車のパンタグラフと直接接触して電気を送る「トロリ線」と呼ばれる架線で、JR東海が停電した時間の前後にこの場所を通過した2本の列車を調べたところ、パンタグラフ周辺の車体合わせて9か所に直径1センチから3センチほどの丸い穴が開いていることがわかりました。この穴は車体の一部に流れた強い電流によって開いたと見られるということです。 一方で、トロリ線は、切れた部分の周囲がほとんどすり減っていませんでした。すり減っていない架線が切れるのは珍しいということで、JR東海は、列車が通った際に架