旧ジャニーズ事務所創業者の故ジャニー喜多川氏の性加害問題が日本で社会問題化して2年。故喜多川氏と同じように立場を利用して、著名な海洋生物学者が長年にわたって多くの少女たちに性暴力を繰り返していた事案…

科学的根拠のない、不思議なトンデモ健康法が発生する現象を観察するライター山田ノジルさんの連載コラム。驚くべき言説で広まる不思議食品の数々や、その沼にはまった住人たちをウォッチし続けている山田ノジルさんが今回は、かつてのゲテモノ扱いからエシカル消費へと転化した、昆虫食にまつわる陰謀論を観察します。 流行の裏には陰謀がある!?「流行ると陰謀だと思うのが、陰謀論者の発想」 2022年12月に開催されたトークショーで、『あなたを陰謀論者にする言葉』(フォレスト出版)の著者であるライターの雨宮純さんが語っていた言葉です。続けて紹介されたのが「昆虫食陰謀論」。昭和〜平成とゲテモノ扱いだった昆虫食は、深夜番組の罰ゲーム小道具としてお馴染みでした。それが陰謀論に登場したということは、かなり認知度が上がってきた証拠です。 陰謀論とは、大きな事件や世の状況を「闇の組織が関与している」とする世界観のこと。有名ど
通常、ジンベエザメは国から国へ、それも毎日回遊する。だがアフリカ、タンザニア沖のマフィア島は例外。常連のジンベエザメが泳ぎ回り、それらに名前を付け始めた研究者がいるくらいだ。(参考記事:「動物大図鑑 ジンベエザメ」) 「同じ個体のジンベエザメに幾度も会える場所は、そう多くありません」。海洋大型動物保護財団の主任研究員サイモン・ピアス氏は言う。「近ごろでは、旧友に会いにいくような気分です」 だが、その旧友は恐ろしいことに絶滅の危機にある。 2016年7月、ピアス氏は国際自然保護連合(IUCN)に対し、ジンベエザメをレッドリストの絶滅危惧種(endangered)に変更するよう助言した。ジンベエザメの確かな生息数はわかっていないが、目撃情報を写真で識別している世界規模のオンライン・データベースによると、確認されているだけでも世界には少なくとも8000匹のジンベエザメが泳いでいる。(参考記事:「
粘菌と呼ばれる単細胞生物がいます。単細胞ですから当然、脳はありません。ところが、その生態を観察すると、知性に基づく判断の結果としか思えない行動を取るのです。 北海道大学電子科学研究所の中垣俊之教授は、粘菌を「かしこい単細胞」と表現します。粘菌の複雑な動きに着目し、数学と物理を駆使する独自のアプローチで解析に取り組んだ研究成果は、二度のイグ・ノーベル賞受賞につながりました。あらゆる生物は洗練された情報機械であり、だからこそ生物の行動は、物理現象として研究できるのではないか。そう考えて研究者仲間とともに新たな研究領域『ジオラマ行動力学』を立ち上げ、粘菌を含む原生生物の行動のアルゴリズム解明に取り組む中垣教授に、知性の本質についての見解や今後の展望について伺いました。 極めて異例、二度のイグ・ノーベル賞受賞──2008年、2010年と相次いでイグ・ノーベル賞を受賞されました。短期間で二度も受賞す
真正粘菌の一種、モジホコリ。仏パリ動物公園で(2019年10月16日撮影)。(c)STEPHANE DE SAKUTIN / AFP 【8月18日 AFP】国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士らは、極めて異色の客を出迎えた。その客とは、10日に地球周回軌道に打ち上げられた「ブロブ(Blob)」だ。 同名の映画で地球に降り立った地球外生命体さながらブロブと呼ばれる粘菌は、分類が難しい生き物だ。植物でも動物でも、キノコやカビでもない。 それ故に長年、科学者らを魅了してきた真正粘菌の一種「モジホコリ(Physarum polycephalum)」が今回、ユニークな実験に参加する。この実験は上空400キロにいる宇宙飛行士と、フランスにいる多数の学生によって同時進行で行われる。 真正粘菌が地球に最初に現れたのは約5億年前。その体は多数の核を持つ一つの細胞で構成されていることから、従来の
例えば犬などは「高い知能を持っている」といえるものの、「『知能』とは何なのか?」を説明することは困難です。そんな「知能」について、科学的系YouTubeチャンネルのKurzgesagtがアニメーションムービーでわかりやすく解説しています。 What Is Intelligence? Where Does it Begin? - YouTube 加速器や詩作、ポケモンなど、今まで人類が生み出してきたものには誇れるものが多数存在します。そのようなものを生み出せたのは、人類が極度に高い「知能」を有しているからです。 人は知能を「身長」や「ちから」のような特性だと考えています。しかし、知能の定義は非常に曖昧です。 ごく簡単に言ってしまえば、知能とは「問題を解決するメカニズム」のことです。問題とはさまざま考えられますが、特に重要なのは「食べ物を得る」「安全な場所を探す」「子孫を残すために競争相手に打
「六番目の大量絶滅」、「生命史上最悪の絶滅規模」、「100万種の絶滅危惧種」……多くの生物学者が、生物多様性の喪失の深刻さを強く訴える言葉を使っています。いずれも、現在の地球で起きている現象を言い表すものです。私たち人間の活動が未曾有の大量絶滅を引き起こしていることが明らかになっています。 上に示したような強い言葉を見聞きし、「生物多様性の喪失は、めぐりめぐって人類に悪影響を与えるのではないだろうか?」という不安にかられている人もいるかもしれません。この疑問に対して、『〈正義〉の生物学』を上梓した山田俊弘氏に“生態系サービス“の観点から解説していただきました。 生態系・生態系機能・生態系サービス 地球上のどんな生物も単独で生きているわけではありません。ほかの生物と互いに影響を及ぼし合いながら生きています。それだけではありません。生物を取り巻く非生物環境(光や水、酸素、二酸化炭素、栄養塩など
ホテルやネットカフェで増えている“ある害虫”とは……? 投稿主のうごめ紀さんは、昆虫や冬虫夏草(虫に寄生するキノコ)を中心にさまざまな生物を探し、写真や動画を撮影している生物系YouTuber(関連記事)。今回は、最近ニュースやSNSでも話題になっている、“ある害虫”に勝つ方法を模索するようです。 最近ホテルやネットカフェで増えているという、ある害虫。それはずばり「トコジラミ」! トコジラミは吸血性のカメムシの仲間で、刺されると赤く腫れて激しいかゆみに襲われるといわれています。
誰が作った?最古のオルドワン石器が発見される2024.04.19 16:3563,423 Isaac Schultz - Gizmodo US [原文] ( たもり ) 2023年2月18日の記事を編集して再掲載しています。 最古の石器として知られているオルドワン石器は、ホミニン(ヒト族)が過酷な世界で生き抜く上で欠かせない道具でした。この石器について、ある研究が発表されました。 研究者チームが、ケニア南西部で300万年~258万年前のものとされるオルドワン石器を発見。それに伴い、同石器の地理的分布は既知のものより広がりました。また、彼らは知能を持っていたのはヒト属だけではない可能性を示唆する、動物の骨数百本とパラントロプス(初期のホミニン)の歯も発掘。見つかった歯は大臼歯で、その1本はこれまで発見されたホミニンの歯として最も大きいそう。チームの研究成果はScience誌に掲載されました。
カシシ @the_m_r_p 1年生に「ノートがそろそろ終わるから新しいの買っておいたよ〜」と無印のノート渡したらまさかの号泣😞「表紙にペンギンとか虫の写真があるノートがいい!ジャポニカ学習帳がいい!こんな何の絵も書かれてないダサいノートはイヤァァァ😭😭😭」って…。そうか…これは"ダサい"に分類されるのか…。 pic.twitter.com/VEjCyrPVVq 2024-07-16 09:52:38
「人間50年〜」と謡ったのは織田信長ですが、私たちは今や人生100年時代に突入しようとしています。 これは動物界でもトップクラスの長さになりますが、それでも私たちがまったく敵わない動物がいます。 「ニシオンデンザメ」です。 彼らの寿命は平均でも250年、最長だと512歳の個体が見つかっています。 512歳だと生まれは1500年の初めになりますから、1534年生まれの信長より年上なわけです。 「どうしてニシオンデンザメはそんなに長生きできるのか?」これは生物学者にとっての大きな謎でした。 しかし2024年7月、英マンチェスター大学(UoM)がその長寿の秘密の一端をついに解明したと報告。 それによると、ニシオンデンザメは代謝が年齢でほぼ変化しておらず真に不老の状態にあったようです。 この研究は2024年7月2日から5日にかけてプラハで開催された生物学会『Society of Experimen
Lauretta & Connolly et al. (2024)/Meteoritics & Planetary Science (CNN) 米航空宇宙局(NASA)の探査機が小惑星「ベンヌ」で採集した試料の分析で、ベンヌに水が豊富だった予想外の過去がある可能性や、太古の海洋世界から分離した可能性があることが分かった。 探査機「オシリス・レックス」は2020年にベンヌで121.6グラムの標本を採集し、23年9月に地球に帰還した。以来、研究者はベンヌの構造や地球に生命の要素をもたらした可能性を探るため、岩石や粉塵(ふんじん)の分析を続けている。研究者が注目するのは、太陽系が形成される過程で残った天体が小惑星だったという理由もある。 昨年10月には標本分析の最初の結果が発表され、ベンヌが大量の炭素を含有していることが分かった。 今回、ベンヌの標本の新たな分析で、いずれも太陽系の形成にかかわる
ヌマさん(ギガ食い虫) @numa0309 このカゴいっぱいに入ってるスティックブロッコリーどうやって食べたら大量消費出来るんだろう?🤔 かなりあるのに畑にもまだまだあるとか言われていつも茹でて食べるばかりで、もうどうやってこれを食べたらいいのか分からなすぎる… もう量が多すぎて茹でるのもしんどすぎる… pic.twitter.com/hrk0Rs9qgu 2024-04-14 18:07:00 あ、おさゆ🕊 @aosayu365_sab ブロッコリー🥦︎は茹でてそのまま食べる事が多いけど今日は炒めてみた! あらびきソーセージと炒めるのが好きだけど無かったのでハムともやし〜 みんなブロッコリーどうやって食べてる??? pic.twitter.com/i7RevMifh6 2024-02-07 15:16:21
近年の日本では少子化が問題になっていますが、経済的な問題以外に、異性との付き合い方がよくわからない、魅力を感じないという意見もよく耳にします。 こういう話を聞くと、「若いうちにたくさん遊んでおけ」と言う意見にも納得感があります。 さらに、この考え方は生物学の世界に目を向けてみると人間以外にも適用出ることがわかってきます。 イルカのオスは、若い頃に他者と関わる「社会的な遊び」に多くの時間を費やします。 西オーストラリアのシャーク湾を拠点とする国際チーム「Shark Bay Dolphin Research」のホルム氏たちの研究によると、若い頃によく遊んだイルカのオスほど、大人になってからより多くのメスとの交尾に成功しているという。 どうやら、若いオスたちは、若い頃の社会的な遊びを通じて大人になってから必要な「交尾のお作法」を練習していたようです。 本研究成果は2024年6月10日付に科学誌「
イベリア半島沖で暮らすシャチ(写真はポルトガル沖で撮影された個体)は現在40頭未満で、IUCNは近絶滅種(Critically Endangered)に指定している。(Photograph by Cape Cruiser Sagres) ヨーロッパ南西部のイベリア半島沖には、小型船を沈没させる有名なシャチたちがいる。沈没事故はつい数週間前にも起こった。2020年に始まったシャチたちのこの不可思議な行動について、遊び、人間への復讐などさまざまな理由が推測されたが、専門家たちがようやく結論に達した。(参考記事:「シャチの船への集団攻撃が多発、沈没も、ケガの仕返し? 遊び?」) 国際捕鯨委員会(IWC)が5月24日付けで発表した最新の報告書によると、船にぶつかってくる15頭ほどのシャチの群れは、いたずら盛りの「ティーンエイジャー」たちのようだという。 研究者たちが、狩りなどで攻撃的な行動をとるシ
米ニューヨーク、ブルックリンのブッシュウィック地区上空に飛び上がるハトの群れ。ここにはいったい何羽のハトがいて、世界には何羽の鳥がいるのだろうか。その答えを探る新たな論文が発表された。(PHOTOGRAPH BY GEORGE MCKENZIE JR) あの大群にはいったい何羽のツバメがいるのだろう? 朝日の中で旋回するミドリツバメの群れを目撃した生物学者のコーリー・キャラハン氏はそう考えた。2015年、米国フロリダ州エバーグレーズ北部の湿地帯でのことだ。そして、世界全体ではいったい何羽の鳥たちがいるのだろうか? 「強烈な体験でした」とキャラハン氏は言う。好奇心にかられた氏は、まず自分が目撃したばかりの群れに鳥が何羽いるのかを確かめてみた。群れの写真を撮り、画像のさまざまな部分の鳥の数を数え、そこから群れ全体の数を割り出してみると、その数は50万羽を超えていた。 世界中にいるすべての鳥の数
朝イチで下流のカップルの巣作りを見たので、今度は上流のカップルを見に行く。 野球場のある、いつもいる場所よりずいぶん下流の大学の下のところで、鳴き声がして上流に飛ぶカワセミの姿。あれ、もしかするとさらに下流でも行動している? 公園脇の階段の定位置に。すぐに橋を抜けてさらに上流に。盛んに鳴き声がする。オスとメスが川の反対に。 こちらで二羽がしばらく囀りあいながら、それぞれエビを取る。 その後、オスとメスとで揃って階段の方へ。こちらでも並んでそれぞれエビを取り、この後上流へ。 公園に行ってみる。と、カワセミ迷惑おじさん看板が2ヶ所に貼っているにもかかわらず、迷惑怒鳴っちゃうおじさんが仲間のおじいさんと二人で。 人が通るたびにぶつぶつ「目の前を通ると逃げちゃうんだよな」とさすがに客にはもう怒鳴れないので隣のおじいさんに向かって話している。 で、結局公園にはカワセミ、現れなかったんだけど、なぜこの
私たち人間にとって、家族や友人の死は人生の中で最も悲しい出来事の1つです。 そして私たちは、そんな大切な人の死を悼み、たくさんの思い出を胸に抱きながら埋葬します。 こうした「仲間の死を悼み、埋葬する」といった習慣は、もしかしたら人間だけのものではないかもしれません。 最近、インド森林局(Indian Forest Service)に所属するパルヴィーン・カスワン氏ら研究チームは、アジアゾウが死んだ子ゾウを土の中に埋葬すると報告しました。 研究の詳細は、2024年2月26日付の科学誌『Journal of Threatened Taxa』に掲載されました。 Asian elephants mourn, bury their dead calves: Study https://phys.org/news/2024-03-asian-elephants-dead-calves.html Gri
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