準惑星「ハウメア」とそれを取り囲む輪のイラスト。英科学誌ネイチャー提供(2017年10月11日提供)。(c)AFP/NATURE PUBLISHING GROUP-IAA-CSIC/UHU 【10月12日 AFP】太陽系内に存在する目立たないミニ惑星の周囲に輪があることを発見したとの研究論文が11日、英科学誌ネイチャー(Nature)で発表された。土星のような巨大惑星しか輪を形成できないとする通説を覆す発見だという。 2004年に発見され、米ハワイ(Hawaii)の豊穣(ほうじょう)の女神にちなんで「ハウメア(Haumea)」と命名されたこの準惑星は、太陽系の第8惑星で太陽から最も遠い海王星の軌道の外側にあることが知られている数個の準惑星の一つ。平らな葉巻のような形状をしており、衛星を2つ持っている。海王星よりはるかに外側の太陽系外縁、距離にして太陽から約80億キロ離れた場所に位置し、自転