テレビ朝日の早河洋社長は27日の定例会見で、3月11日に放送された「報道ステーション」の特別番組で古舘伊知郎キャスター(57)が原発問題で同番組に圧力があったことをほのめかす発言をしたことに関し、「圧力はないし、考えられない」と述べ、否定した。 報道ステーションは昨年12月28日の特番で、東京電力福島第1原子力発電所が津波の前の地震ですでに一部損壊していた可能性を指摘。3月11日の特番の終盤、古舘氏は「今回このスペシャル番組でその追及をすることはできませんでした」「原子力村という村が存在します」と続けた。 そして、産業がない地域が積極的に原発を誘致したと指摘し、「その根本を徹底的に議論しなくてはいけないのではないでしょうか。私は日々の報道ステーションの中でそれを追及していきます。もし圧力がかかって番組を切られても、私はそれはそれで本望です」などと述べていた。