2001年がもう15年前という事実に僕はひどく腰を抜かした。15年と言えば3歳だった子供が18歳にもなる月日である。「マンマー」とか言っていたかわいい子供も「ゴム付けて」とか言うわけである。これはもう途方もない年月だ。 じゃあ15年前に自分は何をしていたのか、思い返すと全く記憶がない。しかしながらインターネットというものは偉大で、15年前といえどもインターネットに文章を書く活動をしていた僕は、その記録を読み解けば何をしていたのかよくわかる。こうして15年前、自らが残した文章どもを読んでいると、途方もないものが飛び出してきた。 「見てもないのに映画レビュー」 まるで「矛盾」の語源になりそうな相反する事象を一緒くたにしたセンテンスだが、どうやら15年前の僕は見てもいない映画のレビューを書くことにご執心だった御様子で、一心不乱に1ミリも見ていない「ハリーポッター」のレビューを一生懸命書いていた。
1984年生まれのブロガー。京都在住。15歳のときにネットに出会い、人生の半分以上をネットとともに過ごしてきた男。 個人ブログ:真顔日記 Twitter:@ueda_keita 1999年、高校一年の私は、ホームページ作りに夢中になっていた。 ジオシティーズというサービスで、スペースを無料で借りることができた。ページの作成はMac付属の「Adobe PageMill」というソフト。ちなみにWindowsユーザーの友人は「ホームページビルダー」を使っていた。こちらのほうが多いかもしれない。 そして、文字の色や大きさ、背景色、タイトルロゴからページ全体のレイアウトまで、ひとつひとつ自分で作っていった。このへんは、アカウントを取ればとりあえず見栄えのいいブログができる現在では、ちょっと想像がつかないかもしれない。1999年当時、ホームページはまさに「素人がせっせと手作りするもの」だったのだ。 無
「京都ひきこもり大演説」は、無職とライターの中間のような存在である31歳の男・上田啓太がコラム的なことを書いていく連載です。今回、6年間人と会わずに本ばかり読んできた上田啓太が、読みやすい文章について考えてみました。ビジネスにも役立つはず! こんにちは、上田啓太です。 今日のテーマは「自己啓発書」です。もうすこし正確に言うならば、「自己啓発書はぜんぜん役に立たなかった」という実体験から、「なぜ役立たなかったのか?」という分析、そして「じゃあ、どうすりゃよかったのか?」というふうに進めていこうと思ってます。 さて、私の人生は22歳のときに行き詰まったんですよ。 行き詰まるというのは、「自分がどうすればいいのかさっぱりわからない」ということで、要するに、海に溺れているようなもんです。なので余裕がない。余裕がないが何か、とにかくすこしでも自分を浮上させてくれるものがほしい。そんなときに人は本を読
僕も闘牛士という職業柄、半年に一回くらいのペースで骨折するのでよく千羽鶴を貰うんですが毎回ありがたいなと思って無駄にしたくないなと思って食べようとするんですけど調子がいい時でせいぜい二羽ですね。ワサビ醤油のちからを以ってしても二羽しか食えない。折り紙は噛んでも噛んでも柔らかくならないので全然飲み込めない。ガッテンいただけましたでしょうか? それで残りの998羽はどうしたものか途方に暮れて毎回結局赤いマントの代わりに闘技場に持ち込むんですけど、牛にみるみるズタズタにされていってパッと見もともと千羽鶴であったことがわからないくらいに鶴の数が減ってきたところでマントとしての機能も失われて牛が僕の方を狙って突っ込んでくるようになってまた骨折します。で、また千羽鶴をプレゼントされる。そういう負の連鎖が続いている俺です。オレ! いや「役に立たねぇよ」「馬鹿かよ」「迷惑だよ」って言うのは簡単ですけど、そ
「京都ひきこもり大演説」は、無職とライターの中間のような存在である31歳の男・上田啓太がコラム的なことを書いていく連載です。今回は自身の「ひきこもり」経験で気づいたある現象について。 こんにちは、上田啓太です。 「京都ひきこもり大演説」の第二回です。本日は、ひきこもり生活で起こることについて書きたいと思います。 「ひきこもっていると、自分に肉体があるという当り前のことが不思議になる」 これが本日の話の要約です。しかし、すこし分かりにくい話になりそうですし、なにより観念的な言葉遊びに聞こえてしまう可能性もありますので、まずは私の子供のころの話をきいてください。 呼吸を意識しすぎて病院に行った話 小学校低学年のころ、自分が呼吸をしているということが気になって仕方ありませんでした。きっかけは単純でした。 「人間は呼吸というものをしている」 親か、教師か、とにかく誰かにそんなことを言われたんです。
「京都ひきこもり大演説」は、無職とライターの中間のような存在である31歳の男・上田啓太がコラム的なことを書いていく連載です。今回、6年間人と会わずに本ばかり読んできた上田啓太が、読みやすい文章について考えてみました。ビジネスにも役立つはず! こんにちは。上田啓太というものです。 京都在住の31歳です。会社勤めはしてません。まあ、無職とライターの中間のようなアヤフヤな存在だと思ってください。「真顔日記」というブログを長年やっています。 さて、この6年ほど、私はほとんど人とも会わず、本ばかり読んでいたんですね。 私はテレビとマンガとゲームとネットで育った世代で、子供のころからビジュアルでパッと入ってくるものを大量に浴びていたから、活字というのはダルイものだったんですが、そんな自分が大量の本を読んだわけです。 もちろん最初は簡単な本から読みはじめ、徐々にむずかしいものも読むようになっていったんで
ども、おっさんです。 先日、セキュリティエンジニアになりたい高校生の知恵袋にセキュリティ業界の重鎮が集結し話題になってましたね。何がきっかけで重鎮が集まってきたのかは不明ですが、知恵袋の本気というか、インターネットの本気を垣間見た気がしました。 ↓第2弾書きました detail.chiebukuro.yahoo.co.jp というわけで、Yahoo!知恵袋の中で秀逸な質問と回答を少しばかり集めて見ました。 お金を儲ける事に遠慮してしまいます。 detail.chiebukuro.yahoo.co.jp 自分が儲けると誰かが存しているんじゃないか?という感覚のある質問者に対し、ベストアンサーの回答者がわかりやすい例えで解説をしています。 たしかにマネーゲームの様なゼロサムゲームでは、誰かが儲ければ誰かが損するという考えはもっともなんですが、経済活動によって付加価値が増えていき結果として冨が増
ロシアで10代少女同士のカップルが、Instagramに動画を上げてカミングアウトした後、キスしながら列車にはねられて自死しました。 詳細は以下。 'Secret lesbian' school girls kiss in front of train in tragic double suicide pact | Latest News | Breaking UK News & World News Headlines | Daily Star このふたりの名前は NadiaさんとMashaさんとしか発表されていません。周囲に関係を隠していたふたりは、一緒に線路を歩く姿を動画におさめ、「ついにソウルメイトに出会い、幸せになりました」というキャプションをつけて、NadiaさんのInstagramに投稿。その直後、彼女らは迫り来る列車の前で、警笛を無視してキスし始めたとのこと。のちに警察が地
早く筋肉むきむきになって営業事務のメンヘラの前歯を折りたい— マチ子 (@_ma_chi_ko) March 29, 2016 これはまじで弊社の内緒の話なんですけど、心か神経かのどっちかがめちゃくちゃで人間関係と仕事が上手にできない奴の共通点は「顔が心底かわいい」— マチ子 (@_ma_chi_ko) March 29, 2016 顔がかわいいというだけで人事を惑わす おれは人事を責めない 誰も悪くない— マチ子 (@_ma_chi_ko) March 29, 2016 年度末にオフィスで事務作業をする時間が増え、営業事務女と空間を共にしていたのですが、なかなかしんどかったです。 しんどすぎて繁忙期なのに夜中ジムに筋トレしにいってストレス解消を図ろうとして結果寝不足になったり、会社のトイレでツイートして暴力衝動を抑えていて無駄な時間を過ごしていました。 自分にとって仕事は内容ではなく一緒
このたび九州地方を襲った震災により被害を受けられた方々には、心よりのお悔やみとお見舞を申し上げます。 はじめに twitterをされてる方はどなたも同じ状況だと思いますが、14日以降のTwitterでは震災関連の話題が多くを占めています。 その中で私の周辺では、あるひとつのツイートが問題になっていました。 私もそのツイートについては思うところがあったので、すでにTwitterではいくつかの呟きをしたのですが、その話題に触れている方々のツイートを観ると、ここ数日でもまだ賛否両論が相容れないバチバチ状態になっている様子なので、今日は改めてそのことに関して私が思ったことを整理して書き残しておこうと思います。 なお、私が今から書くことは元々のツイートをした方に対する敵意や攻撃が目的ではないのは前提としてご理解いただきたいです。 もちろん、こうして書いているのは元々のツイートに私が「ん?おかしくない
今朝電車に乗って立ってたらすぐ前に明るい茶髪ロングで小綺麗な服装の女性がちょうど斜め45度くらいの角度で僕に背中を向けている恰好で立っていてこちらには背を向けているので年齢は窺い知れない身長は155cmそこそこくらいだったと思うんですけど何故身長についての描写をここに書き重ねたのかというとこの女性のスマホが覗き見えた話を今からするからなんですけどもちろんそんな日頃から人のスマホをこぞって覗き見ようなんて趣味があるわけじゃあないンですが身長差で見たくなくてもキレイに視界に入るマッチングというのがあってそれがちょうど155cmくらいなんだなァという認識が今日強まったので身長のことも書いたまでのことよ逆にこの情報はそこから逆算して読者が俺の身長に目星をつける手がかりにもなるわけなので俺が身長をサバ読みたかったのならこの女性の身長は170cmだったと言っておけバ俺がかなりの長身のスラッとした良い男
おっさんって、謎だ。 www.huffingtonpost.jp 20歳くらいの巫女さんに「自民党は好きじゃない」と言われて「巫女さんのくせに」と発言。 www.nikkan-gendai.com ソープ通いを摘発されそうになって「(自分は)潔癖な性格なのでソープには行きません。嫁が東大卒の才媛なことが証拠です」(実際はもっとひどいことが書いてあった)と、文書で否定。 www.sankei.com 「保育園落ちた死ね」ブログをめぐって、「(子どもを)産んだあなたの責任」という旨の発言。 「女性蔑視だ!」と騒がれているけれど、過激に見える発言を切り取られてしまっているから、必要以上に責められているようだ。きちんと精査して読むと、大西議員の発言は、ちょっとしたウケ狙いだったんだろうし、山田氏は保育園問題について、母親の責任を問いたかったわけではなく、保育園落ちたブログを野党批判のための材料にし
北条かやさん(以下敬称略)という文章を書いて生活している人がインターネット上で自殺をほのめかす文章を4000円(8000円?)で売ってネット炎上しているという話は僕をひどく悲しくさせた。炎上かやという一人の人間の命が数千円とは、あまりにも価格設定がひどすぎやしないか。炎上かやさんは「キャバ嬢の社会学」を執筆された際、キャバクラに潜入し実態を観察しているはず。それなのになぜ自分への指名料をそのような法外に高く料金設定出来るのか。理解に苦しむ。よもや指名すらされないキャバ嬢たちの姿を忘れたわけではあるまい。そういうキャバクラを蔑ろにしているスタンスに悲しくなる。いいかい?僕は、四千円で、君を指名しない。完璧に。百パーセント。 苦言を呈しながらも炎上かやさんには感謝もしている。いつどこで命を落とすかわからない、好感度ナンバーワンタレントのベッキーですら一度のミスで失脚してしまう殺伐とした現代にお
先日飲んでいて「自殺未遂は恥ずべきことなのか」という話になった。 自殺未遂する心情へ簡単にアクセスできるようになったのは『南条あやの保護室』からだろう。ネットアイドルとして『卒業式まで死にません』というセンセーショナルなタイトルで本を出した彼女は本当に死んでしまった。 しかし死後も彼女を崇拝する人は後を絶たない。南条あやは死んだことで単なるメンヘラから、唯一無二の存在になったのだ。 「いいメンヘラは死んだメンヘラだ」とまでは言えないが、自殺未遂のプロこと太宰治が「恥の多い生涯を送って来ました」と述懐しているように「自殺未遂は恥ずかしいこと」とみなされているフシがある。そして恥ずかしいことだからこそ「こんなに自殺未遂してしまう自分」として陶酔する道具にもなっている。 だがそこまで自殺未遂は恥ずべきことだろうか。 そう考えると私の生き恥は、今までに作ったウェブサイトである。 Windows 9
前回書いた記事が物議を醸しているようで、反響も大きく驚いています。たくさんの方に見ていただいて有難い気持ちもあるのですが、同時に色々な感想、ご指摘も多くありました。その中で 早退ではなくサボってまでコンサートに行くなんて…ジャニーズ事務所は…これだからジャニヲタは…という負のイメージを持つ人もいるだろう。学校を早退してコンサートに行くことは悪いことなのか - 愛の構造的欠陥 というご意見を頂きました。 学業をできるだけ優先しながらアイドル活動を頑張ってここまできた櫻井くんがいるというのに、1回とはいえ学校を早退しコンサートに行ったことは本当に反省しています、もう二度としません。私のために厳しく、嫌われる事も躊躇わず叱っていただいた先生には感謝の気持ちも多くあります。 ただ早退してコンサート行ったことに関して、武勇伝的に悪自慢をしたいような記事ではありません。クソ生意気な学生に思われても仕方
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