昔、外来では「週に1回は休肝日を作りましょう!」などと飲酒を減らす指導をしていたものです。しかし、最近では明らかに飲酒をする人が減ってきているので、そんな指導自体も減っています。統計上も、40歳台から50歳代の男性の飲酒の習慣は50%程度ですが、20歳代男性では20%を切っています。今の時代、飲酒の習慣がある人の方が特殊であると考えた方が良いようです。 今回、厚生労働省は、飲酒に伴うリスクに関する知識の普及の推進を図るため、「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を作成しました。内容を一部ご紹介します。 1.飲酒は純アルコール量で把握 飲酒量よりも純アルコール量で認識することが重要であることが示されました。 純アルコール量は以下の計算式によります。 純アルコール量(g)=飲酒量(㎖)×アルコール度数÷100×0.8 主な純アルコール量20gの目安は以下のようになります。 ビール(5%)
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