保険証利用時、顔認証でチェック=マイナンバーカードで検討-政府 2019年06月03日17時59分 マイナンバーカードを健康保険証として使えるようにする制度が2021年3月にも始まるのに合わせ、病院を受診するときに顔認証による本人確認システムを導入する案が政府内で浮上していることが分かった。他人によるカードの不正利用を防ぐとともに、各種手続きの電子化の普及にもつなげる狙いがある。 【特集】「個人情報保護法改正」で「忘れられる権利」は確立するのか 実現すれば、病院の窓口に置くマイナンバーカードの読み取り機器にカメラ付きの顔認証システムを組み込む。患者本人がカードをかざすなどして情報を読み取らせ、病院スタッフらの手にカードが渡らないようにする方向だ。 今国会で成立した改正健康保険法に基づき、厚生労働省は21年3月にもマイナンバーカードの保険証利用を始める考えだ。窓口でカード裏面のICチップを読