ミャンマー内戦では、若者も戦闘に加わっている一方、女性は「弱い」と考えられて後方業務に回されることが多いという。 英紙「ガーディアン」が取材した反乱勢力の18歳の女性スナイパーは、そんな家父長制に対しても戦いを挑んできたひとりだ。彼女のような人々の活躍は女性を見る目を変えている一方、未来ある若者が戦わなくてはならない状況そのものが正しいのか、疑問を投げかけもする。 18歳の女性スナイパー アニナは、あらゆる面で典型的なティーンエイジャーだ。ボーイフレンドと漫画、サッカー(ちなみにマンチェスター・シティFCのサポーターだ)を愛する。最近まで、TikTokのダンスが彼女の日々を明るくしていた。「どんな踊りも大好き」と彼女は言う。 ガーディアン紙が接触したとき、アニナは18歳の誕生日を目前に控えていた。彼女はミャンマー国軍の空襲から逃れる際に足首をねんざし、松葉杖をついていた。 チン州の民兵であ
