記者会見する今井瑠々氏。左は同席した野田前女性活躍相=13日午後、岐阜市立憲民主党は17日の党会合で、令和3年の衆院選岐阜5区から党公認で出馬し、4月に行われる統一地方選の岐阜県議選に自民党の推薦を得て立候補する意向を表明した今井瑠々(るる)氏を除籍する処分を決めた。岡田克也幹事長は同日の記者会見で「重大な反党行為だ」と説明。立民は同日、統一選に向けた選対本部を設置し、気勢を上げたばかりだったが、「若手のホープ」と期待した今井氏の処分が重なり、出だしから暗雲が垂れ込めた。 泉健太代表は同日の党会合で選対本部の設置に関し「統一選は大変重要な戦いだ」と強調し、23日召集の通常国会で与党に対峙(たいじ)していく姿勢を明確にした。 とはいえ、選対本部発足とあわせて決めたことは、前回衆院選で「全国最年少候補」として注目を集め、自民の古屋圭司元拉致問題担当相を相手に約1万4千票差まで迫った今井氏の処分