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ブックマーク / xtech.nikkei.com (49)

  • 判明、ANAシステム障害の真相

    大型のシステム障害の詳細が見えてきた。全日空輸(ANA)が2016年3月22日に起こした国内線旅客システム「able-D(エーブルディ、以下では便宜上開発コード名のANACore:アナコアと称す)」のシステム障害では全国49の空港で搭乗手続きができなくなり、ANAと提携航空会社5社の合計で719便、7万2100人以上に影響を及ぼした。インターネットや予約センターでの予約などもできなかった。 ANAは障害発生から8日後の3月30日に経緯や原因を公表、さらに4月11日に弊誌のメール取材に応じ、一段詳しい真相が判明した。 4台のSuperdomeをRACでクラスタリング 今回のシステム障害の中身は3月20日のニュースで報じた通り、4台のデータベース(DB)サーバーが停止したというもの(関連記事:ANAシステム障害の原因判明、シスコ製スイッチの「世界初のバグ」でDBサーバーがダウン)。今回、弊誌

    判明、ANAシステム障害の真相
  • 設計標準化は、なぜいつも失敗に終わるのか

    前回は、プロフィタブル・デザインのキーファクターの一つである「設計高度化」について解説した(もう一つのキーファクターは「固定費マネジメント」)。この設計高度化とは、設計ナレッジを常に改訂し、全員力で設計を改善していくことだ。そのためには、設計ナレッジを可視化・標準化しなければならない。設計標準化は設計高度化のベースであり、避けて通れないテーマである。 近年、設計標準化に関しては、独Volkswagen社の「MQB」やトヨタ自動車「TNGA」など自動車業界の取り組みが目立つ。それ以外の業界でも、多くの企業が設計標準化は必要だと考えているし、挑戦すべきテーマだと口をそろえる。 しかし、設計標準化は、30~40年前から叫ばれ続けてきながら、なかなか定着しないテーマでもある。口では挑戦すべきだといいながら、実際にはやりたくないという設計者も少なくない。いわゆる「総論賛成、各論反対」の代表例なのだ。

    設計標準化は、なぜいつも失敗に終わるのか
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    no8410 2015/08/10
  • 30年間の“特別扱い”に終止符、IT派遣が専門26業務でなくなる

    改正労働者派遣法案が、ようやく今国会で成立する見通しだ。前回は、特定労働者派遣制度の廃止を解説した。今回は、専門26業務と呼ばれる枠組みが撤廃される件について説明したい。 専門26業務撤廃は、IT業界にとって大きな転換点となる。約30年にわたる“特別扱い”が終わってしまうのだ。 現行法では、派遣労働者を受け入れられる期間は最長3年間と決まっている。しかし、専門的知識や技術などを必要とする専門26業務は例外として、期間制限を受けていない(図1)。専門26業務には、「ソフトウエア開発」などが含まれており、IT業界では1人の派遣技術者が長期間にわたって派遣先に常駐することも珍しくない(図2)。

    30年間の“特別扱い”に終止符、IT派遣が専門26業務でなくなる
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    no8410 2015/07/28
  • 「Amazon.comもログ分析環境をOracleからRedshiftへ移行した」、AWSグラバニ氏

    写真1●米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)でデータベースサービス担当副社長を務めるラジュ・グラバニ(Raju Gulabani)氏 米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)でデータベースサービス担当副社長を務めるラジュ・グラバニ(Raju Gulabani)氏は2015年4月16日、東京都内で記者会見を開いた(写真1)。パブリッククラウド型データベースサービスの「Amazon Redshift」と「Amazon Aurora」について、価格と性能面での優位性をアピールした。 ペタバイト級のビッグデータを扱える、データウエアハウス向けのAmazon Redshiftについては、2013年2月の正式提供開始(関連記事)から、順調に顧客を獲得していることを説明した。日企業では、すかいらーく(関連記事)やNTTドコモ、任天堂などがデータ分析用途で採用しているという。 親会社の米アマゾン・ドット

    「Amazon.comもログ分析環境をOracleからRedshiftへ移行した」、AWSグラバニ氏
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    no8410 2015/04/17
  • iPhone 6の無線実装に見るアップルの頑固さ

    昨年末、iPhone 6の無線通信技術の実装を詳しく調べる機会があった。日経NETWORK 2015年2月号の特集1「スマホのなかみ」で、iPhone 6の実装を例にLTEスマホの仕組みを解説するためだ。 その調査の過程で明らかになったのは、RF(高周波無線)の実装にも世の中の大勢に流されずに、独自の道を歩む米アップルの頑固さが良く表れていること。アップルのモノづくりに対する考え方のヒントになるので、ぜひ紹介したい。 スマホの基構造 その前に、スマートフォンがどのような構造になっているのか、簡単に把握しておこう。LTEなどのモバイル通信機能を中心に、スマートフォンの構造を単純化すると図1のようになる。 スマートフォンを構成する要素のうち、主にLTEなどのモバイル通信に関わるものを図示した。フィルターやPA、デュプレクサーは、実際にはバンドやモードごとに個別に用意する。また、受信側で使われ

    iPhone 6の無線実装に見るアップルの頑固さ
  • ニューヨーク市が「LinkNYC」計画を発表、公衆電話網を高速Wi-Fi網に

    米ニューヨーク州ニューヨーク市は現地時間2014年11月17日、市内の公衆電話ネットワークを市営Wi-Fiネットワークに置き換える「LinkNYC」計画を発表した。 古い電話ボックスの代わりに「Link」と呼ぶキオスクを設置する。電話ボックスより小さい設置面積で済むので、歩行者の邪魔にならず、景観にも良いとしている。24時間無料でインターネットにアクセス可能。通信速度は、平均的な公共Wi-Fiより100倍以上速い、最大1Gビット/秒を目指す。 Linkでは、米国内の無料通話が行えるほか、備え付けのAndroidタブレット端末から公共サービスにアクセスできる。911(緊急電話番号)や311(苦情センター)へのすばやい通報、携帯電話の無料充電も可能。側面のデジタルディスプレイに公共サービスの告知や広告を表示し、広告収入によってコストをまかなう。 技術企業などで構成されるコンソーシアム「City

    ニューヨーク市が「LinkNYC」計画を発表、公衆電話網を高速Wi-Fi網に
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    no8410 2014/11/18
  • 木村の主張「人月商売や多重下請けは滅びの道」、読者はどう考えるか

    私が書いた前回の「記者の眼」で、人月商売と多重下請け構造に代表される日IT業界の現状と今後について、読者に意見を求めた(関連記事:読者に問う! IT業界の二大悪「人月商売」「多重下請け」の今後)。私自身はIT業界の悪弊とも言える人月商売と多重下請け構造は解体に向かうと考えるが、はたして皆さんはどう思っているのだろうか。 この人月商売と多重下請け構造の問題は、IT関連の仕事に携わる多くの人にとって重大な関心事。そのため、SIerや下請けの受託ソフトウエア開発会社の技術者、経営層、営業担当者、さらにユーザー企業のIT部門の技術者など83人に上る読者から真摯な意見が寄せられた。今回は、そうした意見を紹介しつつ、はたしてIT業界が変わり得るのか否について深掘りしたいと思う。 そもそも読者に意見を求めようと考えた発端は、やはり以前この「記者の眼」で書いた記事だ(関連記事:IT業界の人月商売、多重

    木村の主張「人月商売や多重下請けは滅びの道」、読者はどう考えるか
  • [脳に挑む人工知能2]脱ノイマン型へ、IBM70年目の決断

    動物の脳は、恐ろしく省エネルギーかつ高性能な超並列コンピュータである。この脳の仕組みを参考に、これまでのアーキテクチャとは根的に異なるコンピュータを開発する試みが、米国、欧州、そして日で始まっている。 記憶装置にデータとプログラムを内蔵し、入出力バスでつながれた演算装置でプログラムを実行する――1945年にジョン・フォン・ノイマンが報告書を公表した「ノイマン型アーキテクチャ(von Neumann architecture)」は、今に至るも半導体コンピュータの基アーキテクチャだ。 米IBMも第2次世界大戦以降、パンチカード式コンピュータから、より柔軟にプログラミングできるノイマン型コンピュータへ移行。メインフレーム「System/360」、パーソナルコンピュータ「IBM PC」、RISCプロセッサ「IBM 801」を開発し、その後のハードウエア事業の屋台骨となった。 そのIBMが、ノ

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    no8410 2014/10/02
  • 詳解 Java SE 8 第1回 Java SE 8概説

    今回から、Java SE 8について紹介していきます。1回目の今回は、Java SE 8の成り立ちや、主な新機能について紹介します。 Java SE 8の成り立ち Java SE 8の成り立ちについて紹介するには、まずJava SE 7について言及しなければなりません。というのも、Java SE 8の主要な機能はもともとJava SE 7で導入される予定だったからです。 しかし、Java SE 7のリリースは遅れに遅れていたのです。特にProject LambdaとProject Jigsawはなかなか議論が収束せず、いつ合意に達するか全く読めない状況でした。 そこで、2010年9月にJava SEのチーフアーキテクトのMark Reinhold氏がblogで2つの案を提示したのです。 Plan A: すべてを含んだJava SE 7を2012年中旬にリリース Plan B: Projec

    詳解 Java SE 8 第1回 Java SE 8概説
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    no8410 2014/03/07
    ついに来るのか
  • [3]「改正派遣法、施行されれば廃業」

    「制度が変わるなら、派遣事業は廃業しますよ」――。 首都圏でシステム開発事業を手掛ける中小ITベンダーA社の浅野社長(仮名)はこう話す(写真)。同社はシステム開発の受託などを手掛ける傍ら、大手ITベンダーからの求めに応じて、技術者派遣も実施している。特定労働者派遣事業の届出もしている。 しかし、厚生労働省がまとめた派遣制度の見直し案に基づく改正労働者派遣法が施行されれば、特定労働者派遣は廃止となり、許認可の取得が必要になる。許認可要件には、「1事業所当たり純資産が2000万円以上あること」といった資産条項が含まれる可能性が高い。体力の乏しい中小企業には厳しい内容である。派遣を主力事業とする中小ITベンダーや派遣事業者は、苦境に追い込まれそうだ。 幸運なことに、A社において派遣事業が占める割合はさほど大きくない。派遣業撤退による事業への影響は限定的だ。ただし、顧客である大手ITベンダーからの

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    no8410 2014/03/05
  • 第18回 Scalaとパーザコンビネータ(実装編)

    筑波大学第三学群情報学類を卒業したのち、現在は、筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻博士後期課程3年。プログラミング言語や処理系に強い興味を持っている。現在の研究テーマは、プログラミング言語の構文解析アルゴリズム。Scala勉強会を不定期で行うなど、研究の合間にScalaの普及活動を行っている。 Scalaにはパーザコンビネータライブラリという、構文解析を行うための専用ライブラリが存在します。今回は、前回に説明したHello, World!パーザをより簡潔に書けるように修正していくほか、JSONのサブセットのパーザの実装までを解説します。 Hello, World!パーザを改良してみる strメソッド - 文字列を直接扱えるように 前回説明したリスト5のパーザは、プリミティブとして1文字にマッチするパーザしか扱えなかったため、いちいちそれを~でつないでいくのが面倒

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  • SIガラパゴスの負の遺産、いつまでブラック企業の世話になるのか

    ブラック企業IT業界では随分淘汰されたと思いますよ」。いわゆる“ホワイト企業”の大手SIerの経営者はそう語った。ある新春パーティの場で立ち話をした時のことだ。「その認識は甘いのでは」と言おうとしたが、おめでたい席で暗く険悪な話をすることもなかろうと思い直し、その人がいるテーブルを離れた。ただ、これからの2年は技術者が不足する。この企業を含め、SIerブラック企業の“お世話”にならずに済むのだろうか。 最近、社会問題化している「ブラック企業」だが、IT業界では四半世紀以上も前から続く根深い問題だった。ブラック企業とは一般に、従業員に低賃金で過酷な労働を強い、かつ平気で使い捨てにする企業を指す。もちろん「過酷な労働」は良くないことに決まっているが、IT業界ではプロジェクトの修羅場が避けられないので、それをもって決め付けるわけにはいかない。だが残りの二つで、それこそ“ブラック認定”してよ

    SIガラパゴスの負の遺産、いつまでブラック企業の世話になるのか
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    no8410 2014/01/27
  • DevOpsに欠けている二つのピース

    最近、取材先から「DevOps(デブオプス)」の話題を聞くケースが増えてきた。DevOpsに厳密な定義はないが、一般的には「開発チームと運用チームが一丸となり、ビジネス上の効果を高めるため、短サイクルでシステムを改善し続ける取り組み」といった意味だろう。 このうち「ビジネス上の効果を高めるため、短サイクルでシステムを改善し続ける」という部分に着目すると、現在のDevOpsには、大事なピースが二つ欠けているように思う。 一丸となるべきは開発と運用だけではない その一つは「利用部門」である。 ビジネス上の効果を高めるシステム改善を行う上では、利用部門が起点になる。利用部門が既存システムの改善要望を出し、それを開発チームと運用チームが一丸となったITチームが受け付け、実現していく。その際、改善要望を単に受け付ければいいわけではない。詳しくは後述するが、利用部門に要望の目的を確認したり優先順位付け

    DevOpsに欠けている二つのピース
  • 「SIガラパゴス」を育んだIT部門の罪

    IT産業は、世界に類を見ないユニークなエコシステム(生態系)をつくり上げた。大手SIerを頂点とする多重下請け構造のピラミッドから成るITサービス業のことだ。日だけで独自進化し一大産業として繁栄した。私はこれを「SIガラパゴス」と呼ぶ(関連記事:日だけ!「SIガラパゴス」に明日はあるか)。 極めて便利な存在であるため、ユーザー企業はこの生態系を育んだ。その結果、日企業のIT活用は今や欧米企業に比べ周回遅れで、新興国の企業にも追い抜かれようとしている。 米国のITベンダーの日法人社長は、社の幹部から「なぜ日にはITサービス会社があんなにたくさんあるのか」とよく聞かれるそうだ。米国にもアクセンチュアやEDSのような企業は存在するが、数は限られているからだ。そして回答に苦慮する。 「日のユーザー企業は独自仕様のシステムを作りたがるのに、その開発を外部委託することが多いから」。

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  • [1]誕生!56歳の新人プログラマー

    これまで東急ハンズの業務部門にいてIT担当者に要件を出す側だったが、役職定年を機に心機一転、自らがシステムを作る側に回った 56歳の新人プログラマーが誕生した。東急ハンズの鎌田高志氏だ(写真1)。鎌田氏は以前、物流関連のシステム開発において、利用部門の代表として要件定義などに関わったことがあるものの、システム開発は未経験。それでも2013年4月にIT部門に異動し、プログラミングも含めたシステム開発に挑む。 「研修の課題をクリアしたことで、やっていける自信を持てた。職場の多くの仲間に喜んでもらえるシステムを作りたい」と鎌田氏は目を輝かせる。

    [1]誕生!56歳の新人プログラマー
  • 2014年に注目したいLTE-Advanced向け周波数割り当てと5Gの行方

    2014年の幕が開けて早くも半月が過ぎた。2013年の通信業界は、NTTドコモによるiPhoneの取り扱い開始(関連記事:「ドコモからiPhone発売」で、携帯各社の競争はどうなる?)、UQコミュニケーションズとソフトバンクグループのWCP(Wireless City Planning)が繰り広げた2.5GHz帯追加周波数帯の攻防(関連記事:UQが2.5GHz帯争奪戦を制した理由、そしてソフトバンクは何に怒っているのか)など、大きな動きが相次いだ。携帯大手3社がiPhoneを取り扱うようになったことで、各社の競争を左右する最大の要素がネットワークになりつつあることは言うまでもない。 そんなネットワークを背後で支えているのが、無線技術や周波数帯の確保である。このような観点において、筆者は今年、2つの動きに注目している。1つは国内で2014年に第4世代移動通信システム(4G)向けに割り当てが予

    2014年に注目したいLTE-Advanced向け周波数割り当てと5Gの行方
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    no8410 2014/01/15
  • NEC、システム開発SIサービスでタブレット画面のUIを強化

    NECは2013年11月6日、システム開発SIサービスで提供する業務クライアント画面を強化し、タブレットに適したUI(ユーザーインタフェース)部品を用意したと発表した。これを使った画面を使えば、データの参照性や入力効率が高まるという。すでにAndroidタブレット向けのUI部品を6種類開発済みであり、同日付けでシステム開発に利用できるようになったとしている。UI部品単体では外販せず、NECのSIサービスの道具として使う。 NECがタブレット向けのUI部品を開発した背景はこうだ。従来、タブレット向けのシステム開発は、タグ切り替えやスクロールなどが多いパソコン向けのUIを流用していた。このため、データの参照性や入力効率が悪かった。対象となる業務システムとしては、設備点検や店舗指導、在庫確認など、情報の参照や入力項目が多い業務を想定する。 用意したUI部品は6種類である(表)。カード形式のUI

    NEC、システム開発SIサービスでタブレット画面のUIを強化
  • IT業界関係者がトラブルの再発防止で「なぜなぜ分析」に大注目、無くならないヒューマンエラー

    なぜなぜ分析は業種や業態の枠を越えて、様々な企業に受け入れられ始めている。なかでも最近、突出して高い関心を示しているのがIT(情報技術)業界の人たちである。 毎回満席であるマネジメント・ダイナミクスの小倉仁志氏による「なぜなぜ分析 演習付きセミナー」で受講者の顔ぶれを見ても、IT業界関係者が圧倒的な多数派を占めていることが分かる(写真1)。セミナーは1日がかりのカリキュラムになっているが、午前の講義に続き、午後は実際になぜなぜ分析に挑戦するグループワークになる(写真2)。

    IT業界関係者がトラブルの再発防止で「なぜなぜ分析」に大注目、無くならないヒューマンエラー
  • 派遣制度の見直しでIT業界に激震

    2013年8月20日、厚生労働省の「今後の労働者派遣制度の在り方に関する研究会」が、労働者派遣制度の見直し案を盛り込んだ報告書を公表した。同省は2013年中に「改正労働者派遣法案」の骨子をまとめ、2014年の通常国会での法案提出を目指す。 「複雑だった派遣制度がシンプルで分かりやすくなる」と、厚生労働省の富田望職業安定局 派遣・有期労働対策部需給調整事業課長は説明する。だが、IT業界やユーザー企業のシステム部門への影響は大きそうだ。 着目すべき点は二つある。IT技術者を含む専門26業務の撤廃と、特定労働者派遣における「常時雇用」の定義の見直し、である。これにより、ITベンダーはユーザー企業などに派遣している技術者の雇用契約を見直す必要が出てくる。ユーザー企業は、自社に派遣されている技術者が3年ごとに交代する可能性がある(表)。 IT業界における技術者派遣の形態は、大きく二つに分けられる。人

    派遣制度の見直しでIT業界に激震
  • [速報]2.5GHz帯周波数の追加割り当て、UQコムで決定へ

    総務省の電波監理審議会は2013年7月26日、広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)向けに新たに割り当てる2.5GHz帯周波数(2625M~2650MHz)の審査結果を発表した。ソフトバンク系のWireless City Planning(WCP)よりもKDDI系のUQコミュニケーションズ(UQコム)を適当とする答申を出すことに決めた。 審査結果は以下の通り(写真1)。 まず絶対審査基準(最低限満たすべき基準)は両者ともクリア。競願時審査基準の第1基準となる人口カバー率も両者で同等だった。 第2基準は、基準A(高度BWAの人口カバー率)が同等、基準B(高度BWAにおける屋内エリア化と高速化技術の導入)はUQコム優位、基準C(設備の安全・信頼性)がWCP優位、基準D(他社への貸し出し促進)が同等、基準E(契約数)がUQコム優位、基準F(指定済み周波数を含めた人口カバー率)が同等、基準G(指

    [速報]2.5GHz帯周波数の追加割り当て、UQコムで決定へ