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ブックマーク / www.artonx.org (77)

  • L'eclat des jours(2010-05-26)

    _ 達人たちはおもしろいープログラミング Ruby 1.9 オーム社から達人と情熱プログラマのRubyが送られて来た(ありがとうございます)ので早速ざっと眺めた。 で、ほーと思わず感心したのが次の一節(いや、当はまず表紙にびっくりしたんだけど。RubyRubyでも成長する(悪く言えば放っておくと爛熟して落ちてしまうわけだが)Rubyというか、なんというか下のほうに獣がうろうろしていると見るか、これこそ生産の現場であると見るか。しかもパノラマだし)。 プログラミング言語に関する書籍はどれも大体似たような構成になっています。基型(整数、文字列など)に関する章から始まり、(中略)筆者らは、こうした構成にあきあきしていました。 そこで、筆者らは書の構成を考えるときに壮大な計画を立てていました(当時は若かった)。トップダウン方式でRubyという言語を解説しようと思ったのです。つまり、いきな

  • L'eclat des jours(2010-04-21)

    _ 10代の学習、20代の学習、30代(以降)の学習 前から、類推とか、たとえ話ってやつについて、仮説を持っている。 あれのことだ。「たとえ話はかえってどうしたこうしたうだうだ」とか、「ストリクトな用語を最初からきちんと教えるべき」とか、と、その反対。 で、最近(といってもここ数年)の観察から、おそらくこの分水嶺が20代と30代の間にあるように気づいた。 もちろん、ストリクト、反たとえ話が、若いほう。類推に頼ったり、雰囲気後に頼ったり、たとえるのが、経験があるほう。 つまり、それはまさに経験の問題なのであった。 30代近くなったり、それを越えたあたりでは、仕事というものについて数年以上が経過しているからだが、教科書+先生から学ぶことよりも圧倒的に経験や実作業を通して学ぶことが当たり前になってくる(実際には、小学校に上がる前は、そうやって学んできているわけだが、就学前というのはおいておいても

  • Rubyベストプラクティス - L'eclat des jours (2010-04-06)

    _ Rubyベストプラクティス オライリーの高さんからRubyベストプラクティスを頂いたので、ぱらぱら読んだ。妙に読みやすいので、それでもほとんど読んだようなつもりになってしまえるのはなぜだろうか。 これは妙なだな。 まず、これはRubyとは何か? を説明したではない。そういうならキリンのがある。 初めてのRuby(Yugui) 次に、このは、〜を書くにはどうすればいいんだ? ってときに紐解くでもない。そういうなら白地に青いがある。おれが持ってるのは赤地のだけど。 Rubyレシピブック 第2版 268の技(青木 峰郎) そういうときには〜ライブラリを使えっていうようなでもない。 Ruby 逆引きレシピ すぐに美味しいサンプル&テクニック 232 (PROGRAMMER’S RECIPE)(島田 浩二) ある種の技術を解説するためにRubyを使ったでもない。 Ruby

  • 美少女と美熟女 - L'eclat des jours(2010-03-19)

    _ 美少女と美熟女 美少女が成熟すると、美熟女になるかというと、そんなこたなさそうだ。 というよりも、別の生き物のように思える。 もしそうだとしたら、若い美熟女は何なのだろ? 老けた美少女はどう形容されるのだろう?

  • L'eclat des jours(2010-03-16)

    _ エンタープライズJRuby on Rails 著者の橋さんからJRuby on Railsシステム構築入門を頂きました(謝辞のところを見ると僕の名前が出ているので、まあそういうことです)。 JRuby on Railsシステム構築入門 (DB Magazine SELECTION)(橋 吉治) このは、チュートリアル形式による、JRuby on Railsの解説書です。 題材は蔵書管理アプリケーションで、蔵書の書影のドラッグアンドドロップで状態を変えるUIを使うところが見た目上のミソになっています。が、書の特徴は後半からでしょう(前半はActiveRecoredの説明が詳しい)。 たとえば、第9章は「Railsにおける他システム連携」で、バッチ連携(ファイル連携とDB連携)の説明から、リアルタイム連携に進んで、リアルタイム連携を同期型で実現する方法(内部はRPC形式としてC

  • L'eclat des jours(2010-02-19)

    _ grepで--- テキストファイルの区切りに----とか入れていて、それがえらく大きなサイズになったとする。というか、なった。 で、どれだけのフラグメントがあるのか、----の数を調べようと、 grep ---- foobar.txt とやると「そんなオプションは知らん」とgrepが文句を垂れる。 ああ、そうか、と納得して、 grep '----' foobar.txt とやっても「そんなオプションは知らん」とgrepが文句を垂れる。 むむと、 grep "----" foobar.txt とやっても「そんなオプションは知らん」とgrepが文句を垂れる。 まあ、""はだめだろうとは思ったが、それではと grep \-\-\-\- foobar.txt とやっても「そんなオプションは知らん」とgrepが文句を垂れる。 途方に暮れた。 で、なんとなく grep '\-\-\-\-' foo

    nobyuki
    nobyuki 2010/02/19
  • 100℃を巡るUI - L'eclat des jours(2010-01-20)

    _ 100℃を巡るUI ガスレンジを変えたら、これまでおれが培ってきたガスレンジの常識と違い過ぎる。たぶん、それは良いことなのだろうが、どうにも違和感がある。 早い話、安全側に倒してあるということなのだが、お湯を沸かして沸騰したら止まる、中華なべをコンロから浮かせてかき混ぜていれば止まる、ガンガン強火で煮詰まらせようと(というか、アルコールを飛ばそうとしたりとか)していても勝手に弱火に変わってしまうとか。っていうか、まさにそういうことをしたいがために、IHコンロではなく、ガスコンロを選んだのだ。これではガスにした意味が、炎を眺めて原始の感覚を揺すぶるだけの意味しかないではないか。 もっとも、どえらく便利になっている点もあって、トロ火で5分なんていうのは、タイマーを設定すれば勝手にそうやってくれるから、今まで使っていたキッチンタイマーがほとんど不要になったり。というか、ガスコンロにタイマーが

  • L'eclat des jours(2010-01-24)

    _ アデュー・フィリピーヌ ジャックロジェのアデューフィリピーヌを観にユーロスペース。 ヌーヴェル・ヴァーグ セレクション (パリところどこ/アデュー・フィリピーヌ) [DVD](ジョアンナ・シムカス) 映画評論家の仕事は呪われた作家を探すことなので、30年前にはジャックリヴェットのことを散々呪われた呪われたと呪文を唱えていたし、15年前にはジャン・ユスターシュのことを呪われた呪われたと呪文を唱え、そして今はジャックロジェのことを呪われた呪われたと呪文を唱える。 それにしても、遥か以前に夜想のヌーヴェルヴァーグ特集に船に乗った男女のスチル写真だけで見ることができたアデューフィリピーヌを、ちゃんと映画館で観られるというのは良いことだ。 最初にクレジット。1960年で、それはアルジェリア紛争の6年目のことだということが示される。 いきなりテレビの撮影風景が始まる。マキシムソーリというラッパ吹き

  • L'eclat des jours(2009-12-11)

    _ Ruby-1.9.1-p376 [ruby-list:46622]でアナウンスされたRuby-1.9.1-p376のパッケージです。 Ruby-1.9.1.msi リファレンスマニュアルは2009-11-29版に更新しています。 md5checksum: 3d3ef8ecf1880f849aa6adfcc5add3c5 他に、同梱のopensslが0.9.8lに更新されました。 _ Azureの アスキーの鈴木さんからもらったAzureのを読んだ。 Microsoftのクラウドコンピューティング Windows Azure入門(砂金 信一郎) 1章がクラウドの概説、2章がAzureの概説、3章が開発入門、4章が企業システムで利用する場合に考えるべき既存システムとのインテグレーションについて、という内容でポイントを押さえているとは思う。1章は知識を整理できてよかった。特に10個の課題

    nobyuki
    nobyuki 2009/12/11
    "明らかに6台(仮想的に)挙がっているのだが、一貫して「5台」と表記している。"ww
  • L'eclat des jours(2009-11-16)

    _ パリオペラ座バレエ団の映画 文化村で子供と映画(パリ・オペラ座のすべて)。踊りの映画というよりは、文化装置の育て方という趣がむしろ強く、そっちの面がむしろ面白い。 映画としてはだれまくるので(3時間とかばかみたく長い)、名前忘れたがツールやルーブルなんかのドキュメンタリーを撮った監督が撮ったのを見たかったなぁとか思う。(が、ばかみたいに長いことを除けば悪い作品じゃない。が、映画じゃなくてテレビでも通用すると思った。というかテレビだな。それじゃぁCMによるインターバル抜きに3時間は長すぎるよ。3時間っていったら優れた映画のみに許される時間だ。1900年とか、クーリンチェとか) ジェニュスという作品の練習風景がおもしろい。ワンツースリー、タカタカタッ、そこではもっと引き寄せて、それからちょっと手を離し、あそこをこっちでカタカタタッ、ワンツースリーフォッ、ウンパラパ、みたく振り付け師がラップ

  • L'eclat des jours(2008-11-20)

    _ ACIDからBASE ちょっと勉強。 BASE:ACIDの代わりをどうぞ 要約(のつもりだったがのりで)抄訳:(誤読は十分あり得る) これまでは垂直拡散(うまい訳はなんだろう? vertical scaling)ってのがひとつの方法だった。よりパワフルなマシンへ移行するという道筋だ。何より簡単だってのがいいところ。でも、問題がある。どこまででもでかくできるわけでもないし、何より金い虫だ。 それに対して水平拡散(horizontal scaling)ってのもある。いや、でもこれは複雑になる。この場合は、2次元で考えるといいね。横方向は機能分割。縦方向は断片化だ。Oracleのパーティショニングあたりとかかな。 機能分割はいいんだけど、そうなると1つのトランザクションが複数のデータベースサーバーをまたがる必要が出てくる。 エリック?ブルーワっていうバークレーの先生で、インクトミの首席サイ

    nobyuki
    nobyuki 2009/11/13
  • 続ACIDからBASE - L'eclat des jours(2009-11-13)

    _ 続ACIDからBASE 以前、acmqueueのBASEに関する記事の前半だけを勝手翻訳したが、続きをwinplusさんが翻訳してくれた。 実のところ、2フェーズコミットという技術は早すぎた自動化だと思う。えらく大層なことと複雑な仕組みではあるけれど、さっきまでオンラインだったシステムは直後もオンラインだろうという程度のあやふやな確信に頼って自動化しているだけのものだ。 よく似たシステムに、同時期にでてきたRPC(ORPCもそうだ)がある。 前提が高信頼性が確保できるクリーンルーム内の複数のノードから構成された分散システムだとしか思えない。それにしてもマシンは落ちるしネットワークは切れる。2フェーズコミットは、絶対に通信が可能だということと相手のプロセス(マシン)が落ちないことを前提としたシステムだという矛盾がある。SYNに対するACKを2時間待ってしまえばすでに成り立たないのだ。 早

    nobyuki
    nobyuki 2009/11/13
    "いつのまにかご大層なWS-*になってしまうこともあるわけだが"
  • 世界を整理しないで生きる | L'eclat des jours(2009-11-12)

    _ 多様性か多文化主義か 一見似ているが異なる。何が異なるかというと質がだ。 多文化主義においては、生物学的な差や社会的な差はどうにでも変化する差ではなく、変えようがない質的な差として扱われる。 したがって、かれらの問題はわれわれの問題ではない。かれらを隔離せよ。遠ざけよ。排除せよ。 いくつかの歴史的な問題点がある。その差が質的であれば、それを認めよという、かれらの側の申し立てがあったということだ。受容のために質主義を利用することがあったという点だ。そのため、事態は複雑な様相を示す。 排除型社会―後期近代における犯罪・雇用・差異(ジョック ヤング) _ 世界を整理しないで生きる カテゴライズしたり階層化すること、つまりあるドメインのモデルを作ること、抽象化することは、ある種の職業におけるミッションだ。 しかしそれは世界と対峙するときには多文化主義の罠そのものである。 分類の罠はそこ

  • どういう世界で生きているか - L'eclat des jours(2009-11-03)

    _ どういう世界で生きているか 排除型社会―後期近代における犯罪・雇用・差異(ジョック ヤング) 以前から疑問だったことへの解答らしきものを見つける。 相対的な剥奪感は、これまで「上向きの視線」によって生じると考えられてきた。すなわち、それは労働市場で平等に遇されない者が、能力や資格の面では自分と変わらないのに評価が自分より高い者と自分自身を比較することで、欲求不満を抱くために生じると考えられてきた。 しかし剥奪感は、「下向きの視線」によって生じる場合もある。階層序列のなかで自分より下位にある者と自分を比較し、その人が自分よりも恵まれていると感じるとすれば、それも相対的な剥奪感である。すなわち、自分よりも劣る者が、たとえ自分より低い生活水準にあっても、自分より苦労のない生活をしているように見えるとしたら、それだけで許せないというわけである。 ――P.35 この節は、厳罰主義に代表される不寛

  • ログに見るEclipse脳 - L'eclat des jours(2009-10-02)

    _ ログに見るEclipse脳 なんで以下のようなコードが生まれるのだろうか? ... } catch (Exception e) { logger.error("xxxでエラーになった"); } loggerはLog4JLogLogのインスタンスなので、あと3文字追加すれば、 ... } catch (Exception e) { logger.error("xxxでエラーになった", e); } となって、話が異様に簡単になる。 なっていなかったので、例外になったという事実だけを淡々と記録したログを前に途方に暮れて調査に無駄な時間を使うことになった。 どうも、彼らはユニットテスト(xUnit系の話ではない)時に、loggerの行にブレークポイントを置いて調べるから、eをLogLogのメソッドに送る必要性をまったくわかっていないようだった。 実際にインストールして動作させて異常時にログ

  • L'eclat des jours(2009-09-30)

    _ データフォーマットとアプリケーションからの扱い方 仕事で、ISO-8583っぽいデータを扱っていて、ちょっと考えた。 データフォーマットにはいくつかの種類がある。それぞれ良い点、悪い点がある。ここでは特にAPIに関して考える。 大雑把には、以下の4種類にわかれる。 固定長テキスト 固定長バイナリ 可変長テキスト 可変長バイナリ 以下では、次のデータを扱うことを例とする。 データベースのスキーマで示す。 フィールド名データ型 最初の固定長テキストというのは、レコードとそれを構成するフィールドの長さが決まっているものだ。2レコードの例を示す。 static String TEST_DATA = "0000000000000001YAMADA KAKASHI JPN" + "0000000000000012BOOTY POOTY POING POING BOB"; メリットは全然ない。という

  • L'eclat des jours(2009-08-10)

    _ Wikiばな Vol.7(続) 自分の発表について引きずると、つまるところは以下の順にものごとが起きた。 BEST SOFTWARE WRITING(Joel Spolsky) ジョエルがまとめたWeb界隈の人々のアンソロジーで、何よりも、「クレイ・シャーキー」という名前が印象に残った。 (そのまさに今、ちょうど、石坂さんがソーシャルメディアについて語った講演を取り上げている) で、その名前が出て来て、おやと思う。 プログラマーのジレンマ 夢と現実の狭間(スコット・ローゼンバーグ) シャーキーは、クリストファー・アレグザンダーの古い論文を再発見したことについて書いていた。 で、c2.comのことを考えて(ついでに手も動かしてマシンも回して、しかし実際にはそんな必要はなかったことは後でわかることになる)いると、 パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS

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    日記じゃ足りないことはここに書く。 なお裏庭は1部の例外を除き開放されています。 ただし、それほど頻繁には読みに来ないので、レスポンスが必要な書き込みをされた場合は日記のほうにツッコミを入れてください。 Hikiの書き方 (このページは凍結してあります) 2021-02-10 RubyJavaBridge 2019-01-01 祐天吉松 2018-03-14 なんとなく便利なところ 2016-07-16 LhaLibEn 2015-09-20 giplip 2014-10-04 LhaLib 2014-01-15 RubyScriptTemplate 2013-12-01 AndroidSound 2013-11-01 iOSInfo 2012-12-23 C'eravamo Tanto Amati 2012-07-14 RjbMechanism 2012-04-27 WebRequest

  • L'eclat des jours(2009-08-09)

    _ Wikibana vol.7 とりあえず、自分のLT分について。 RubyKaigiに引き続きマシントランブルに遭う。mputさんにVAIOを貸していただけたので(多謝)それについてはどうにかなったのだが、プロジェクタでの見え方などのその場で初めてわかった問題とかあって、まあ、失敗しました。楽しみにされていた方がもしいたら、ごめんなさい。 Ubigraphでの動作やc2の奇妙さ(系の粒度の揃い方とか)などの見どころは、歓談の時間にmputさんが見せてまわってくださったので、見られた方もいるかも。それにしても、mputさんにはお世話になりっぱなしでした。ありがとうございました。 発表資料 以下は、WiLiKiを最大数1000(ということはすべてのページが収まっているはず)にして実行したもの(元のプレゼンでは200ページだけを抽出しようとしていた)。 WiLiKiの特徴は、なんといっても、

  • L'eclat des jours(2009-07-25)

    _ 2つのレシピ Ruby3の校正をしている関係ということもないけど、翔泳社からRuby札幌グループの逆引きレシピを頂いた。 で、読んだ(目を通したというべきか)。 うーん、おれは高橋さん、青木さん、裕蔵さんのレシピブックのほうが好きだな。でも好き嫌いとかそういう感覚をレシピブックのような実用書に対して持つのは意味がわからないので、正確には、何か違和感を覚えるということだろう。 けれど、きっと、札幌レシピのほうが時代には則しているのだろう。それはRuby 1.9に関連したレシピ(文字コードのあたりとか)が出ているからとかそういうレベルのことではない。 この差を説明するのは難しい。 たとえば札幌レシピの項目には、「QRコードを生成したい」とか「サムネイル画像を作成したい」とかいった、それRubyレシピなのか? と感じるところがある。でも、実用性からいけば、もちろんレシピだからそういった項目