1000本ぐらい売れるだろうと思って2000年にリリースしたパッケージ(株式会社ヤザワの製品)は、最初の1年間でわずか2本しか売れませんでした。今回は、その原因を振り返ってみます。反省会です。 ●反省1 作ればお金がもらえるという意識があった 前回もお話しましたが、受託システム(特定の顧客の依頼に応じて作るプログラム)の開発ばかり手がけてきた私には、プログラムを作ればお金がもらえる、という意識が染み付いていました。これは、パッケージ(不特定多数の顧客に販売するソフトウエア)には当てはまりません。パッケージは、売らなければお金がもらえません。 そんなこと百も承知のはずなのですが、パッケージを開発しているときに、いつの間にか、作ればお金がもらえるという意識になってしまったのです。パッケージは、「このソフト売れるの?」「売れるかどうかわかりませんが、作ることはできます」ではなく、「このソフト作れ