セックスの最中に、己の心境や反応をつぶさに検討したり、メタな視点から自分の立ち位置とか考えているとセックスを楽しんでいる暇があんまり無い。それと同様のことが萌えについてもあてはまる、ような気がする。メタな立ち位置から冷静に諸事情を記述するのも、エロゲーを楽しむ自分自身のポジションを振り返るのもエンディングを迎えて一晩経った後でも遅くはないじゃないだろうか。まず骨の髄まで楽しんで感情移入して、キャラクターに愛着を感じて…自分や作品を“分析”するのはその後でもいいと思うし後にやったった出来ることだと思う。 冷ややかな視点で最初から最後までエロゲーなりキャラクターなりと相対するなんて、僕には勿体なくてとても出来ない。マウスをクリックしている時は、どこまでも作品の中へと、キャラクターの傍へと、僕自身の感情を寄り添わせたい。動物化がどうのこうという問題は、事後に、素面の自分が検討すれば良いだけのこと