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ブックマーク / nekoprotocol.hatenadiary.org (25)

  • 近頃ニュートンのことをよく考えます -

    近頃ニュートンのことをよく考えるのですけど、彼は地球上にいてラッキーでした。だってりんごが落ちた。 もし彼が星やその他の物体の影響が無視できるほど空虚な空間にいたとしたら、「万有引力」を見つけられたかどうか、はなはだあやしい。だってりんご落ちない。 ところがある日、通りの向こうから彼女がやってきて「こんにちは」と言いました。 彼は胸がキュッと苦しくなり、手にしていたりんごを取り落とすのですけど、それまで微動だにしなかったりんごは彼女の質量中心に惹かれて落ちはじめます。 りんごは彼女の体に落下することなく、彼女の背中側をぐるりと回って再び彼のもとへ向い、彼の50cmそばを弧を描いて通過し、また彼女のほうへと落ちてゆきます。 まっかなりんごは二つの質量間で永遠に落ち続け、その軌道は二人の質量体の結びつきを象徴するかのようでした。 彼はその力を「恋」と名付けました。そのためその空虚な空間では「万

    近頃ニュートンのことをよく考えます -
    nosuke42
    nosuke42 2008/01/03
    なんという
  • ネコプロトコル終了のお知らせ -

    ブログ終了においては理由とか気になってしまいがちだけれども、世の中なんでも理由が明らかにされるわけじゃないのです。 それに更新が終わってしまっても、ばら撒かれたミームは回収不能なほどに拡散してしまっているので終了ということにいかほどの意味があるのかはわかりません。でも終わるのです。そういうもんです。 いずれにせよ、ここでリファりリファられコメりコメられスタりスタられた方々にはとても感謝しています。ありがとうございました。 そして、はてなダイアリーを作ったid:jkondoさん。いろいろ遊ばせてもらいましたありがとう。いい感じに成功してください。 あとid:みんな。もうちょっと仲良くしろ。 あとあとid:非モテ。モテろ。 あとあとあとid:長期休筆のやつら。書け。 ではね。さよなら。 2007年創作リスト(創作じゃないのも混じってるね。みなさん読んでくれてありがとう) ごはんの擬人化に意義を

    ネコプロトコル終了のお知らせ -
    nosuke42
    nosuke42 2007/10/28
  • 学生時代、大量のエロ画像を集めては光ディスクに焼いてたセンパイがいた。 -

    まだ国内のネットも不十分だったころ、研究室の高価なWSでエロ画像を集めては光ディスクに焼いてたセンパイがいたのだけれど、ふと思う。あの光ディスクのエロ画像はいま読み出せるのだろうか? おれ自身、当時のHTMLやGIFを2DDに入れたままもう読み出せない。あのコンテンツはもう死んだ。 コンテンツはメディアの死によっても死ぬ。 そうだ。メディアはいつか死ぬ。いまならネットストレージもあるからメディアの寿命はだいぶのびただろうけれど、じゃあその次に問題になるのはフォーマットだ。GIFやJPEGが死んだらどうする。RAWデータならOKか? いやRAWすら理解できないこともあるだろう。最悪、コンテンツ消費者が色を知っているかどうかすらわからない。 となればコンテンツとプレイヤーをセットで保存・伝達すればいいだろうか? 環境が変わっても動作するロバストネス(頑強性)を持ったプレイヤーならOKだろうか?

    学生時代、大量のエロ画像を集めては光ディスクに焼いてたセンパイがいた。 -
  • 「xxはおれの嫁」が弱い力なら、「おれの嫁はxx」は強い力 -

    ガキの使いやあらへんで!! - 山崎あやの500のコト http://www.nicovideo.jp/watch/sm1283426 昨日の山崎の嫁こと山崎あやさんの「500のコト」には5秒に1回想像の斜め上を行かれたわけで、あんだけかわいくてしかもあのクオリティの回答できる女性と結婚できるとなったらそりゃあ小学生の将来の夢ナンバーワンは芸人にもなろうというものである。 なのにおれたちときたら将来は弁護士とか総理大臣とか世界征服とか書いたりなんかして、実現した征服っても結局エロゲーの中だけだし、つか征服ってよりも蹂躙だし、しかもただの肉体蹂躙だし、しょうがないので二次元平面におれの嫁宣言するくらいしかないのであった。 そんでじゃあ××はおれの嫁なんてのは結局はかなわぬ期待や空虚への宣言や現実味のない願望てきな弱い力(weak interaction)でしかなく、だからおれたちはダメなんだ

    「xxはおれの嫁」が弱い力なら、「おれの嫁はxx」は強い力 -
    nosuke42
    nosuke42 2007/10/16
    「俺の嫁はサザエ」by マスオ[便乗]
  • あの頃のおれたちはいつもちんこを握ってドッグファイトしてた。 -

    中学になりたてのあの頃。ちんこがそれなりに育ち、手で握れるくらいになったおれたちは誰に習うでもなくちんこドッグファイトをしていたように思う。 マクロスなりトップガンなりの、その時代時代の戦闘機モノ作品があり、それにあこがれたおれたちは操縦桿のかわりにちんこを握ったのだ。 ちんこさえ握れば、ちんこを握りさえすれば、フォッカー大佐やトムクルーズになりきれるのだった。 あの頃はちんこを握って大空を舞う、ただそれだけで楽しかった。3時の方向からミサイルが尾を引いて迫り来る。旋回、宙返り。バックをとった。ロックオン。親指でトリガーカバーを弾き、ミサイル発射ボタンを押す。撃墜。また、ノーズの星を描き足さなきゃな。なんて……。 それがどうだ? いつからだろう? ちんこを握っても興奮しなくなったのは。大空を飛べなくなったのは。 多分、何かの作品を見てからだと思う。 救出したヒロインをコックピットに乗せ、敵

    あの頃のおれたちはいつもちんこを握ってドッグファイトしてた。 -
  • 桃太郎の文章速度を上げるために何かを書くつもりが、わけがわからないことになってひどく後悔しているおれがいる。 -

    その日、おばあさんは山が落ちるのを見た。 胃がつっぱるような、妙な感覚に違和感をおぼえおばあさんが顔をあげる。 彼女のはるか頭上、雲間を破ってピンクの物体が顔を出し、ゆっくりと降下をはじめた。にこ毛に覆われた柔肌はいく筋もの雲を引いて、崑崙山の頂上に落着する。瞬間、おばあさんは時空が波打つのを感じた。視野ぎりぎりいっぱいまで広がったピンク色の壁の、そのまた両端の右と左に太陽が見えた気がした。その二つの太陽が重力レンズ効果によるものだということにおばあさんが思い至ったときには、すでに彼女の眼前には桃の壁が迫っていた。 右足がピンクの山と地面に挟まれぐしゃりと音を立てる。が、おばあさんがその音を聞いたかはわからない。聞いたと感じるための脳もすでにつぶされていたからだ。 桃はすべてを飲み込みながらその位置エネルギーを加速度に変換していった。 ふもとにある動物たちの村も桃の柔肌につぶされめり込み消

    桃太郎の文章速度を上げるために何かを書くつもりが、わけがわからないことになってひどく後悔しているおれがいる。 -
  • 意味師 -

    死に瀕した老人がベッドに横たわっている。そのそばで意味師が話を続ける。 「……あなたが7才のとき拾ってやれなかったあの仔ですが、実はあの後……」 意味師は死にゆく人間に人生の意味を説く。 もちろん、宗教のような抽象論・一般論で人生の意味を語るのではない。その人間個人の全ログを、拡散した情報ミームの逆算から精緻に調査し、彼や彼女が不条理や不明瞭を感じていたすべての事象について、その意味を、その必然を説いて聞かせるのだった。 「……これがあなたの人生の物語のすべてです。その人生はあらゆる面で意味のあるものでした」 意味師がお定まりの締め口上を述べると、ベッドの老人は穏やかな笑みをうかべ満足そうに死に逝く。 だが意味師は死出の旅人を気持ちよく送り出すためだけに人生の意味を語るのではない。 ぐったりしたままの死体をベッドから抱き起こし椅子に座らせ頭を固定する。シェービングローションを頭に丁寧に塗

    意味師 -
  • ブログはフィクションかノンフィクションかで評価されるべきなのか。 -

    「で今日の議題は『ブログはフィクションかノンフィクションかで評価されるべきなのか』なのだけれども」 「そんな軸で誰も評価しない。おわり」 「はやっ」 「てか、そういう答えありきくさい構図に持ち込むアンタのやり口がきにいらない」 「いやそれはそれとして。あとでお菓子あげるから」 「うん。じゃあいいよ」 「……。で、冒頭の問いなんだけど。おれの考えではノンフィクションってラベルが嫌いなわけ」 「やっぱりそうきたか。あれでしょ? ノンフィクションってラベルは、読者の判断コストを下げる効果があって有用だけど二つ問題がある……」 「そう。一つは読者の判断コストを下げるっていう親切さはある種読者をバカにしてるっていう点。そしてもう一つはノンフィクション=『ほんとうのこと』は世界にとって大切で有用なんだという前提を無条件に設定してるところ。疑いもせず」 「でた! この、思考停止大嫌いっ子め」 「だいたい

    ブログはフィクションかノンフィクションかで評価されるべきなのか。 -
  • セルフ・ディフェンス・フォウス -

    街は怪獣に襲われていた。 東京タワーがひしゃげ、まわりのビルも倒壊している。巻き上がる黒煙が陽光をさえぎり、あたりは薄暗い。いや、あちこちで炎があがりその付近だけは黒煙をオレンジ色に照らしている。 自衛隊の戦車もつぶされた。戦闘機も怪獣の怪光線で蒸発してしまった。この世のおわりだ。 僕はふらふらと路上に歩き出す。すると向こうから翼の生えた悪魔のような化け物が飛んできた。怪獣だけじゃなく他の化け物もうろついているんだ。 目の前で悪魔が大鎌を振り上げる。僕が頭をかかえてしゃがみこむと、誰かが僕と悪魔の間に飛び込んできた。 何もおきない。 おそるおそる目を開けると自衛隊の迷彩服を着た女の子が立っていた。 「大丈夫?」 「あ、はい」 高校生くらいに見える。僕のお姉ちゃんと同じくらいかな。と、その後ろにまだ悪魔が立っているのをみて僕は震える。 「大丈夫だって。こいつには《再帰関数》を送り込んだからも

    セルフ・ディフェンス・フォウス -
    nosuke42
    nosuke42 2007/09/13
    わぉ!!
  • グーグル電卓の目的 -

    グーグル電卓とはいったいなんだったのか? それはまさしく人類がもっとも行うであろう計算を調べるための《装置》だったのだと思う。 その結果、ここ数年でもっとも多く行われた計算が「235*3+2」ということがわかった。235はたとえば価格という属性の数値かもしれない。あるいはとある村の住人の数かもしれない。培養シャーレの中の細菌の数を3倍するなんらかの計算だったのかもしれない。いずれにせよその計算が世界中で最も行われたのである。 「で、グーグルはその計算式から何を知ろうとしてるの?」 「人の集合意思、あるいは神の意思」 「は? なんでそうなるわけ?」 「通常の検索語分析では要素が多すぎて分析が不可能だったんだよ。だから数式・計算式を収集しようとした。分析範囲を《数字》にせばめるために電卓サービスを投入した」 「だから、なんでそれが神につながんのよ」 「ありえない頻度なんだよ。235*3+2が出

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  • 最近おれの中でUR都市機構がアツい -

    最近、おれの中でUR都市機構がアツいのだけれども、でもだって正式名称が都市再生機構である。「都市」に「再生」に「機構」である! SFギミック満載っぽいネーミングすぎる。 こんなかっこいい組織名じゃあ機構のトップの人とかすごいこと言ってると思う。 「諸君。人類にとって幸福とは何だ? 衣? 違う! ? 違う! 住だ!」 「都市の再生は人類の再生である。それを達成するためなら、わが機構はいかな犠牲をもいとわない!」 「世界を滅ぼして何が再生ですか!」 「再生だからこそだよ。 再生だからこそ浄化したのだ!」 「わたしはそんなもの認めないっ!」 「いいかげん聞き分けたまえ総理」 「軌道上に50万戸分の住居モジュール建設ですか? 無理です。よくて数千戸。それも人の住む環境じゃあない」 「150万人が住めさえすればいい。形状は問わん」 「形状? 住居の形状を変えたくらいではどうにも……」 「ちがう。ヒ

    最近おれの中でUR都市機構がアツい -
    nosuke42
    nosuke42 2007/08/30
    なんというSF脳の恐怖
  • セカンドライフとグーグルメタヴァース。あと郵政。 -

    グーグルアースにアヴァターぶちこんじゃうよことグーグルメタヴァースさんとセカンドライフさんの違いといえば、(改めて言うまでもなく)仮想世界の捉え方の違いってことになる。 セカンドライフがいまどこにもない場所に仮想世界という版図を広げていくのにたいして、グーグルメタヴァースは現実世界にメタデータを蓄積し、現実世界にその仮想世界をかぶせてゆく。 と、ここでピンと来ると思うけれども、そう。AR(強化現実)のためのメタデータ蓄積にもっとも有利なのはグーグルメタヴァースということになる。ARで面倒なことの一つにリアルデータ蓄積とメタデータ蓄積があると思うのだけど、グーグルメタヴァースはそこんとこアドバンテージがある。 電脳メガネをかけて銀座の町をあるけば、薄暗い路地の入り口に「おいしい店タグ」が浮かんでいる。トラックバックの集中具合からして味は間違いないだろう。ネガブクマもあるけどライバル店のスパム

    セカンドライフとグーグルメタヴァース。あと郵政。 -
  • 本というインタフェイスについて今週のおれが考えていること。 -

    てインタフェイスの特性といえば余白に書き込みができるとか、ドッグイヤれるとか、容量がひと目でわかるとか、モニタと違って目にやさしいとか燃やして廃棄できるとか鼻をかめるとか枕になるとかいろいろあるわけだけれども、今週のおれが特に気になるのはが「過去」と「未来」と「変わらない安心感」をワンアクションで体感させるインタフェイスを持っているところ、だったりする。 ここで過去とは読んだ履歴、未来とはこれから読む分量に相当する。そして変わらない安心感とはが勝手にデータを増やしたり減らしたりしないということ。変わらず同じ厚さでそこにあること。 ヒトがを読むためにを手にすると、この過去、未来、安心感を同時に体感することができる。 たとえば普通の縦書きの文庫であれば、右手には過去、左手には未来がある。そして両手に感じるの重さが変わらないことが、データが勝手に変わらないことを担保してくれている。

    本というインタフェイスについて今週のおれが考えていること。 -
    nosuke42
    nosuke42 2007/08/28
    いや¸でも¸スクロールバー見て「まだ半分」とか思うな.どうだろ?大差ないかも.考える.
  • 言語戦争マニュアル(ver0.5) -

    序章 ブログに書かれた文章はその内容をネット中に流す(グライダーを飛ばす)という性質を持つが、ネットが、いやネットの受け手が有限であるがゆえに、無制限に流しつづけることはできない。いわば、受け手たちの受領キャパシティを取り合う陣取り合戦……言語で言語を洗う戦争なのである。エントリではその言語戦争の基戦術を取り扱う。 なおエントリはver0.5とする。有識者の追記はこれを歓迎する。 エントリは影響力を打ち出す砲台である。 おのおののエントリはある主義主張を定期的に打ち出す砲台の役目を果たす。例えば 「id:nekoprotocolは童貞である」 と書かれたエントリは、その砲弾を打ち出す固定砲台となる。 ネット/ブログは限られた受領キャパシティを取り合う陣取り合戦である。 ネットでの受け手は有限であり、書き手はその限られた受領キャパシティを取り合うために砲弾の大きさや射出速度、あるいは砲

    言語戦争マニュアル(ver0.5) -
    nosuke42
    nosuke42 2007/08/17
  • 人類は永遠に発情している -

    私たちが四六時中発情して妊娠が可能な状態になっているのはそうした妊娠を抑制しようとする「人の知恵」をかいくぐらないと子孫が残せませんよ、残せませんでしたよという「結果」なのではないだろうか。 http://d.hatena.ne.jp/ululun/20070815/1187146173 「なるほどね。確かに宗教による妊娠抑制や妊娠抑制グッズ類の発展と、人類の万年発情期とを比較して、後者のほうが昔からあったというのは僕らの思い込みかもしれないね」 「でしょ? 人類の万年発情は宗教や妊娠抑制グッズ以降に発生したものなのよ!」 「うーん。じゃあ、仮にその通りだとして。一部の宗教が妊娠を抑制したり、各種妊娠抑制グッズが発生したのって、なんでなんだろう?」 「それは、ほら。子孫の精度を上げるためだったてのはどう? 種の発展のためにより有能な種を残そうとした、とか」 「それはないんじゃない? 個人が

    人類は永遠に発情している -
  • すご本・すご文をできるだけたくさんの読者に届ける方法 -

    おれ自身の夢かもしれないのだけど、すごというかすご文を自分が書き上げたとしたらそりゃあできるだけたくさんの読者に読んでほしいわけです。 「とすると、英語中国語で書けばいいんじゃない?」 「英語中国語圏以外の人に読んでもらえないじゃん」 「じゃあ世界中の言葉で書けばいい。現実的には翻訳サービスの充実かな」 「いやそれじゃ翻訳サービスが対応してない新たな言語に対応できないよ。宇宙人とか」 「そしたらもう、その彼らに言葉を教えるところからはじめないと」 「素直に習ってくれればいいけどね。敵対的だったら?」 「圧倒的武力で制圧すればいいんじゃない? 教育は力だよ」 「それでもバクテリアには教育できないだろう?」 「じゃあ進化させよう。学習できるレベルまで」 かくして、未来のすごというのはただ漫然と読者に読まれるを待つ防性のメディアではなく、もっと攻性のメディアになる。 すご体をそのコア

    すご本・すご文をできるだけたくさんの読者に届ける方法 -
    nosuke42
    nosuke42 2007/08/09
    要は作品の質ではなく営業努力次第だというメタ冗句ですよね?
  • アンパンマンの命の定義と物語に愛される命の定義 -

    アンパンマン映画「いのちの星のドーリィ」のアンパンマンの死(と男性コーラス)に涙しながら、わかったことがある。 それはアンパンマンの命の所在と命の定義だ。 ご存知のとおり、アンパンマンは頭部を交換することで力を取り戻す。また頭を完全に失っても死なない。あるいは、別のパンを載せるとその性格をも変更できる。たとえばコーヒーパンマンになると性格が渋くなったりする。*1 このことから、アンパンマンの命は頭ではなくボディにあり、また頭部は「エネルギー源」かつ、「性格」を管轄していると言える。 エネルギーユニットとコミュニケーションインタフェイス(性格・表情)をひとつの部位「頭部」に集約することのメリットは不明だ。ただこのことからわかるのは、すくなくとも作者は命と性格および生命活動するためのエネルギー源は分離可能と考えていること、だろう。 もうひとつ。 この映画ではドーリィが自らの命をアンパンマンに譲

    アンパンマンの命の定義と物語に愛される命の定義 -
    nosuke42
    nosuke42 2007/08/06
    箱としての生命のほうが一般的だと思うが,自信なし.てか,初めて見たけどアンパンマンってすごくね?
  • ネコプロトコル - 「xxはおれの嫁」という表現を見るのが結構好き。

    「xxはおれの嫁」という表現を見るのが結構好きになってきた今週のおれなのですけど、こう、愛ってのは排他制御なんだぜ、おまえらにはアクセス制限するぜって声高に叫んでる感がなんだかカッコいいなぁと思うからなのである。 なんつうの? 「xxはおれの嫁」って言葉は明らかにギャラリーがいること前提の言葉だし、ギャラリーの前でこういうことを言える男子なら、街中で「ねえキスして?」とか試されてもガッツリキスとかしちゃえるタイプだろうし、披露宴とか恥ずかしいとかメンドイとか言わずに嫁の晴れ姿を余すところなく見せつけちゃえるんだろうし、そもそも「おれの嫁」状態に持ち込んだということはその前段階として別の意味で「xxはおれの嫁」って言ったんだぜ? そのことを想像するだけで、おれは「おれの嫁」発言する男子のことを大好きになっちゃうのである。 そう。 「xxはおれの嫁」を喧伝できるような男子は、その前に相手の女子

    ネコプロトコル - 「xxはおれの嫁」という表現を見るのが結構好き。
    nosuke42
    nosuke42 2007/08/02
    強い肯定
  • 「はい二人組み作って〜」という教師を恨んだぼくたちが行き着いた先に -

    あのころのぼくたちは、「はい二人組み作って〜」などと無神経なヒトコトをほざく教師どもを軽く脳内惨殺していたものだけれども、その怒りは自分がクラスレベルでハブられるからなどという矮小な理由からではなかった。 もっとこう地球レベルで怒っていたのだ。だってもし地球人口が奇数だったら絶対にハブられるヤツがでてきちゃうじゃん。そんなのって悲しすぎる。 だからぼくらは「はい二人組み作って〜」勢の殲滅に邁進していたし、それはある種聖戦の様相を帯びてすらいた。 「はい二人組み作って〜」勢を一人、また一人と抹消していったぼくらは、世界を正しい姿にするまであと一歩のところまできた。 そう。いまぼくらは最後の障壁、1最小奇数単位(1ドリカム)問題に直面したのだった。 にらみあうぼくら。みつめる彼女。 結局ぼくはまた二人組み側になることができず、残るふたりは二人組みになった。 ぼくはふたりをうらみ、世界をうらみ、

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  • なぜ魔王は世界征服に失敗するのか、あるいは魔王のタイムスケールもんだい。 -

    問題は、なぜ魔王は世界征服に失敗するのか、である。 ひらたく言うと急ぎすぎなのだ。 でもだって魔王といえば永遠の命がデフォである。10億年くらい地上を放置しておけば人類など勝手に死滅する。バクテリアだって生命には違いないのだ。生命を支配したいだけなら、いくらでも支配できる。さあじっくり待ちたまえ。 なのに待たない。でしゃばって勇者に殺される。キジも鳴かずば撃たれまいおにー。魔王とはほんに能無しである。 もう一つ、寿命ながいくせに生命活動のサイクルを人類にあわせすぎである。だから人類のやることを羨ましく感じてしまい、その妬みそねみや、あるいは個体同士の愛を理解できないなどという些細ないらだちから、性急に征服を推し進めようとしてしまうのだ。 じゃあ魔王さんに問うが、魚とナマコの見ている世界は同じか? 魚には魚のペース、ナマコにはナマコのペースってもんがある。魚の見る世界とナマコの見る世界は違う

    なぜ魔王は世界征服に失敗するのか、あるいは魔王のタイムスケールもんだい。 -