JR東海の東海道新幹線で昨年5月、架線に触れるパンタグラフの部品が1車両で左右逆に取り付けられたまま、12日間にわたり営業運転していたことがわかった。この期間に6回の車両点検があったが、ミスは見落とされていた。 同社によると、昨年5月16日、N700系のぞみが、新横浜駅を出る際に、架線の揺れが通常より大きいことに駅員が気づいた。翌日に点検したところ、1カ所のパンタグラフで架線に触れる「舟体(ふなたい)」(長さ約1・9メートル、重さ12キロ)と呼ばれる部品が、左右逆にボルトで留められていた。 その後の調査で、同月5日に大阪府摂津市の車両検査所で舟体を交換した際、作業員が誤って取り付けていたことがわかった。 舟体は空気抵抗を減らすために… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは