鹿児島県警が昨年2月、児童福祉法違反容疑で20代の男を逮捕し、押収したスマートフォンを捜査員が解析する際、裁判所の令状がなく、本人の同意もないまま、立ち寄り先履歴などの位置情報を誤って海外の外部サーバーから取得していたことが21日、関係者への取材で分かった。捜査員はWi―Fiでサーバーにつながった状態と気付かずに取得していた。 スマホ自体の解析は、既に押収物となっているため令状を必要としないが、スマホを通じてサーバーのデータを得るには、プライバシー保護の観点から改めて令状か本人の同意が必要となる。