設置された汚染処理水を貯蔵するタンク=福島県大熊町の福島第1原発で2018年2月7日午前10時7分、藤井達也撮影 東京電力福島第1原発で増え続ける放射性トリチウムを含む処理水について、海洋と大気への放出を軸とするとりまとめ案を23日、有識者小委員会に示した政府。地元で求めてきた陸上の長期保管が盛り込まれない方針に、福島県の漁業者や農家からは反発の声が上がる一方、理解を示す住民もいた。 県内の漁業者は、試験操業で築いてきた魚の安全性への信頼が崩れることを懸念し、陸上での長期保管の検討を求めてきた。地元に負担をかける方向に議論が進んでいることに「結局は対岸の火事だ」と不満を隠さない。 相馬市の漁師、高橋通さん(64)は目標を掲げて漁獲量を増やすなど、本格操業再開を目指した取り組みも進めている。海洋・大気への放出に選択肢が絞られたことに「原発周辺には空き地もあるのに、国が(保管場所を確保する努力
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