尾久車両センター(おくしゃりょうセンター)は、東京都北区上中里二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)首都圏本部の車両基地である。当センター敷地全体は尾久客車操車場と呼ばれ、その構内に存在している。1916年(大正5年)7月に開設された上野検車区を前身とし、1926年(大正15年)10月10日に現地に貝塚操車場が新設されて移設した車両基地である。1929年(昭和4年)6月20日に尾久客車操車場と改称され尾久客車区が発足し、2004年(平成16年)6月1日に現名称に改称した。 宇都宮線(東北本線尾久支線)の尾久駅に隣接していて、列車密度、速度共に高い東北本線(宇都宮線・高崎線列車)の運行に支障を来たさずに数多くの回送列車を安全にさばくため、上野駅から当センターへの分岐点を超えて尾久駅手前までの東北本線列車線は複々線となっている。この間の客車列車の回送には、推進運転と呼ばれる特徴的な方法が採
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