【読売新聞】 中国では今年、外国人が被害に遭う襲撃事件が相次いでいる。広東省深圳市で、日本人学校に登校中だった男子児童(10)が中国人の男(44)に刺されて死亡した事件が起きた18日は、満州事変の発端となった「柳条湖事件」(1931
【読売新聞】 新型コロナウイルスの感染者のうち、病院に入院できた人や入院先が決まった人の割合を示す「入院率」。医療の逼迫(ひっぱく)度を把握する新指標として政府が4月中旬に導入したところ、大阪府では4日時点でちょうど10%となり、1
富士山の山梨県側の麓から5合目までを結ぶ鉄道の整備実現を目指し、観光・鉄道関係者や有識者らが近く、「富士山登山鉄道検討会(仮称)」を設立することが24日、関係者への取材で分かった。有料道路「富士スバルライン」に代わる登山鉄道ができれば、利便性の向上に加え、排ガス削減など環境保全にもつながるとしており、技術的課題などについて議論し、国や地元自治体への提言を行うという。 関係者によると、検討会では、JR東日本や地元経済・観光団体の代表者、前山梨県知事の横内正明・都留文科大理事長らが委員などを務め、運営側として認定NPO法人・富士山世界遺産国民会議の小田全宏運営委員長らが参加する。 登山鉄道を巡っては、地元の商工会議所などが建設の提言を行ってきたが、計画は具体化していない。富士山の山梨県側では現在、夏登山の期間中、スバルラインでマイカーを規制してシャトルバスを走らせている。
兵庫県姫路市のJR姫路駅近くで行われていた市有地の整備事業が、思わぬ形で中止となった。 半世紀前の高層ビルの基礎工事で打ち込んだ杭(くい)が変形し、容易に抜けなくなったためだ。「駅チカ」の一等地だが、このままではビルなどを建てるのは困難で、市は跡地利用に苦慮している。 1966年完成の高尾ビル(10階建て)で、3、4階部分が、70年代まで姫路市内を走っていた「姫路モノレール」の大将軍駅として利用。モノレールの運休(74年)、廃止(79年)を経て、賃貸住宅などとしても使われたが、老朽化のため、市が2016年度から5億円近くかけて解体工事を行っていた。 ビルを撤去後、地中に埋まっている基礎部分のH形鋼の杭(長さ約16メートル)を抜こうとした際、機械が破損。杭を振動させて引き抜く特別の工法で抜いたところ、先端部分が変形していたことが判明した。H形鋼は約200本残っており、市は「振動を伴う工法を使
東日本大震災で駅舎や線路が津波で流失した岩手、宮城県内のJR3路線について、従来の鉄道ルートに専用道路を作り、バスを運行させる「バス高速輸送システム」(BRT)で復旧させる案を、JR東日本が検討していることがわかった。 鉄道を敷設し直すより早期の整備が可能な上、整備費用も半分以下で済むメリットがある。JR東は、実現に向けて被災自治体と協議していく方針だ。 BRT導入が検討されているのは、不通となっている東北地方のJR7路線のうち、気仙沼線と大船渡線、山田線の一部区間で、計154キロ。線路が橋脚や路盤ごと流失するなど被害が大きく、原状回復には400億円近くかかるとみられる。今後、市街地が高台に移転すれば、ルート変更を余儀なくされるため、震災から8か月たった今も、本格的な復旧工事の着手すら困難な状態だ。 沿岸被災地では、鉄道の代替でバスが運行されているが、朝夕を中心に通勤や工事の車両で渋滞。地
震災で大きな被害を受けた三陸鉄道や仙台空港鉄道など、第3セクター鉄道の早期復旧費として、国土交通省は65億6200万円を11年度第3次補正予算案に計上した。 線路や駅など、高額の復旧費が必要な設備については自治体が整備し、その費用の半分を国が負担する方針。残る半分についても、震災復興特別交付税によって手当てされる予定で、国が復旧費のほぼ全額を支払い、鉄道事業者や自治体の負担軽減を図る。 また、三陸沿岸沿いの三陸縦貫自動車道(仙台市―岩手県宮古市)など3路線の整備などで計約720億円を計上。3路線は総延長359キロのうち計148キロ分が未着工で、今回の震災を機に緊急整備を図る。 環境省は、三陸海岸沿いの自然公園を「三陸復興国立公園」(仮称)に再編するための経費7億円を計上。がれきなど災害廃棄物処理に3985億円、放射性物質に汚染された土壌、がれきの処理、除染で2459億円をそれぞれ見込んだ。
【北京=関泰晴】中国浙江省温州での高速鉄道事故で、中国各紙が、「独自報道」を禁じる当局の指示に抵抗して、事故処理の不手際や情報公開の不十分さを批判する論評を連日掲載している。 当局も「ガス抜き」として、一定の批判は容認する考えだが、共産党政権や一党独裁批判に直接つながる報道は断じて許さず、締め付けを強める構えだ。 「北京青年報」は27日、現場で壊して埋めた車両を掘り返したことについて、「事故原因の細部を知るのに役立つはずのものが破壊されてしまったかもしれない。事故の真相究明は一段と難しくなった」と非難。「21世紀経済報道」も、「中国の鉄道は『独立王国』だった」と批判、日本の国鉄民営化も例に挙げて鉄道省の改革を訴えた。 だが、関係者は「批判は鉄道省に集中している」と指摘する。実際、遺族の一部が高速鉄道の温州南駅で抗議行動を起こし、真相究明を求めて政府批判を繰り広げているが、中国各紙はこれを黙
【温州(中国浙江省)=角谷志保美、北京=関泰晴】中国浙江省温州で起きた高速鉄道の衝突、脱線事故で、新華社電は25日、復旧作業が終わり、列車の運行が再開したと伝えた。 現場では、高架から落下した車両が、地面に掘った穴に埋められ、検証作業を後回しにする当局の姿勢が鮮明になっている。ネット上などでは「証拠隠滅」との批判が一段と強まっている。 追突して落下した先頭車両の脇では24日早朝、数台のショベルカーが地面に巨大な穴を掘った。穴は幅15メートル、深さ5メートルほどだ。 作業を目撃した地元住民は本紙に対し、「先頭車両は粉々に砕かれ、穴に埋められた」と証言した。同日午後、現場では、穴に土砂がかけられ、残骸の一部だけが露出していた。 ほかの落下車両の周辺でも穴が掘られ、25日には朝からショベルカーが車体を砕き始めた。
鉄道や航空などの事故調査を行っている運輸安全委員会によると、日本では同委員会設置法に基づき、事故車両などの保全や移動禁止を命じることができる。 同委員会事務局の幹部は「事故の原因究明や再発防止のためには車両や現場の細かい調査・分析が不可欠であり、国際的に見ても事故車両を遺棄するような対応は考えられない」と指摘している。
【温州(中国浙江省)=角谷志保美】「ドンと大きな音がして突然列車が激しく揺れ、車内が真っ暗になった。手すりやイスにつかまったが、何が何だか分からなかった」。 落下したD301号の車両に乗っていた福建省の女性(62)は、搬送先の病院でベッドに横たわったまま、恐怖の瞬間を振り返った。 雷雨の夜、停車中に追突されたD3115号の後ろから2両目に娘(5)と乗っていた女性(37)は、激しい衝撃で前後に体が揺さぶられ頭を強く打った。 報道では、追突の衝撃で火花が上がったという。 「いきなり列車が落ちてきたんだ!」――追突を目撃した近所の男性(58)は興奮気味に語った。 「高架に列車が止まっているからおかしいと思って見ていたら、ガチャン、ガチャンと大きな音がした」と言う。暗闇の畑に、301号の先頭3両が転がり、その上に突き刺さるように高架から1両がずり落ちた。追突された3115号の後部車両は原形をとどめ
各地の鉄道で働く女性を題材にしたキャラクター商品「鉄道むすめ」を地域振興に活用する動きが広がっている。 オリジナル商品を売り出す商店街や、イベント列車の運行などアイデアは様々。遠方からも利用客を呼び込んでいる。 ◆全国からファン◆ 埼玉県久喜市の「井上酒店」の店頭には、東武鉄道の女性駅員のキャラクターをプリントした日本酒やワイン、ミネラルウオーターがずらりと並ぶ。いずれも店のオリジナル商品だ。 「ここでしか手に入らないものなので希少価値があります」。祝日の4月29日、今年2月以来、2度目の来店だという愛知県豊田市の会社員内藤誠二さん(37)はミネラルウオーターを買い込むとうれしそうに話した。 このキャラクターの名前は「栗橋みなみ」。近くの東武鉄道南栗橋駅にちなんだ「鉄道むすめ」の一つで、地元の栗橋町商工会に加盟する28店は、携帯ストラップなどの関連商品を次々と販売している。 同商工会が鉄道
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