APEC会議出席に際し、野田総理が本日夜にもTPP参加表明をするといわれている。 それに先立ち、参院予算委員会でTPPに関して興味深い議論が展開された。多くは反対論だが、TPPの問題点に関する基本的な点をそれぞれ捉えていたので、途中からで不十分になるが、印象に残った答弁のメモと抄録を残しておきたい。 *** 自民党 佐藤ゆかり議員は、医療の特許化と水資源に関する外国企業の参入を例に挙げ、TPPは条約であり、国内法はそれに従って改正させられるのでは、との懸念を示した。政府側としては医療、水資源に関しては現体制のまま保持したい意向のよう。 公明党 西田誠議員は通貨政策を中心に政府のビジョンを質した。円高、統一通貨についてリーダーシップをとって積極発言すべきでは、との意見に対し、安住財務相は、G20などでもやっているが国益の問題が大きく難しいと。欧州危機などもネックと答弁。農協の共済部門の分離問