「この度は取材をお受けしましたが、どう対応したらよいか。今でも迷いがあります」。担当者は取材の冒頭で、心境をこう吐露した。 記者は取材のためレンタルサーバー事業を手掛けるファーストサーバ(本社:大阪市)を訪れた。1年半ほど前に、顧客企業が利用していたサーバー約5700台のデータをほぼ消失させる大規模障害を起こした事業者だ。 今回の取材は、過去に失敗を経験した複数の企業や公的団体に申し込んだ。目的は、「IT運用の失敗から技術者がどう学び、再発防止に取り組むべきか」をまとめる企画記事を執筆するためだ。 中でもファーストサーバは、運用のプロであるべきITベンダーが、一部とはいえ現場担当者のずさんな運用作業を見逃していた実態が明るみになり、個人としても大きな衝撃を受けた。失敗を経てどう体制を立て直したのか、大いに興味があった。 「非技術者」にも分かる再発防止策を:ファーストサーバ 簡単に、ファース
内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は2012年7月2日、レンタルサーバー事業者であるファーストサーバのデータ消失障害(関連記事)に関連して、中央省庁に対して注意喚起する文書を出したことを明らかにした。6月29日付けで中央省庁のセキュリティ担当部署あてに出した文書は「レンタルサーバ業者におけるデータ消失事象について(注意喚起)」というもので、7月2日にNISCのWebサイトで文書を公開した(写真)。 この文書では4つの事項を示し、「適切な対策を取っていただくよう、お願いいたします」としている。第1に、ファーストサーバが提供するレンタルサーバ利用の有無を確認するよう促している。特に、地方拠点や委託業務でファーストサーバのサービスを利用していないかどうかを確認するように指摘している。 第2に、ファーストサーバ以外でもクラウドサービスやホスティングなどの役務提供を受けている場合は、契約内
「クラウドという言葉は定義が曖昧で広く拡大解釈が浸透されてしまったから、混同されるのはもうしょうがない」という意見もいただきました。それは自分的にはあまり賛同できないです。90年代からあるような形のレンタルサーバー的なものも「クラウド」として扱って、今回の件に限らず「そっか、クラウドといっても万能じゃないんだね」的な理解をされてもしょうがないということ態度にもなってしまいかねないので。 もちろん、クラウドは万能じゃないしクラウドに預ければ万事 ok という意味ではないですよ。そうではなくて、クラウドという話がされるよりずっと昔からあるものまで含めて「クラウド」扱いされて、その文脈で最近のビジネスやシステム動向までいっしょくたに扱われても問題ない、とまではさすがに大らかにはなれないなあと思ってます。 自分的には IaaS/PaaS はともかく SaaS まで含めて「クラウド」と言ってしまうと
あまりまとめられないので箇条書きで。 「クラウド (IaaS)」と「レンタルサーバ」の区別 技術的には「クラウド (における IaaS)」と「レンタルサーバー」は明確に異なるものなので、そこは混同されないことをおすすめしたい 今回障害が起こったファーストサーバのサービスはレンタルサーバであって、クラウドサービスではないだろう クラウド = Amazon Web Services (AWS) や Heroku がその代表例だと思ってもらえばいい *1 具体的には、日経新聞の当該記事のこと → http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2600L_W2A620C1000000/ 意図は不明だが「クラウド」のような目新しいものと今回の事件とを結びつけて何かしらの印象を与えようとするのは、個人的には感心しない 業者が「クラウド」と謳っていたかどうかは知らない。例え
クラウドに預けていたデータが、「雲」が消えるかのごとく消失してしまった。20日17時頃、レンタルサーバー会社のファーストサーバ(大阪市)で起きた「データ消失」事故。その深刻な状況が日を追うごとに明らかになってきている。被害にあった顧客件数は5698件で、ほとんどが復旧不可能な状態。ウェブサイトやメールに加え、顧客情報やスケジュールなど多種多様なデータが失われ、業務が止まった企業からは悲痛な叫びが聞こえてくる。いったい何が起きているのか。
えらいことなってますが。 正規手順と今回の現象の説明などを含めた中間報告が出されています。 http://support.fsv.jp/info/nw20120625_01.html ここで、正規手順で、途中でオペレーションミスがあったときに復旧できない状態になってしまう可能性があることがわかります。 具体的には「原因3:メンテナンス仕様」のこの部分。 脆弱性対策のメンテナンスに関しては対象サーバー群とそのサーバー群のバックアップ領域に対して同時に更新プログラムを適用する この時点でこの更新プログラムに不具合があった場合には、リストアできなくなることになるわけです。そして今回はそれがおきたようです。 より安全な手順であれば、バックアップ側にパッチをあてている間は正常系がバックアップのバックアップということになるはず*1ですが、どこにもバックアップがない状態になってしまったわけです。 手順1
「ストレージの事前検証が十分にできなかった」さくらインターネット田中社長、クラウドのストレージトラブルの原因について さくらのクラウドで昨年から発生したストレージのトラブルについて、さくらインターネットは今日、詳細な報告書を公開しました。 Publickeyでは同社代表取締役社長 田中邦裕氏、さくらインターネット研究所 所長 鷲北賢氏に対してインタビューを行い、トラブルを引き起こした原因がどこにあり、その教訓は何なのかを聞きました。 ストレージトラブルの教訓は「リスクを引き受けるため、十分に検証せよ」 ──── 「さくらのクラウド」でのストレージのトラブルについて、今回報告書を公開され、また新たな自社製ストレージも発表されました。これまでを振り返っていただくと、トラブルを引き起こした原因はどこにあったとお考えですか? 田中氏 ストレージ装置の採用時にきちんとしたテストをできていなかった。具
サラ金の時効は存在します。返済の日から何も反応せずに5年が経過すると、借金の時効が訪れる事になると法律で決まってます。ですが、時効を狙って逃げ回ってても良い事は一つも無いと言う事だけは覚えておいた方が良いでしょう。その事を知って、本当に逃げ回ってる人がいると言うのも事実ですが、逃げてると言う事で精神的に追い詰められてしまうと言う場合も出てきます。何かから逃げてる生活と言うのは、したことある人にしかわからないものですが、かなり壮絶な生活と言えます。 サラ金の時効と言うのは、支払いの日から5年が経過した後に、消滅時効の援用を行うことによって、返済義務が消滅する事になります。ただし、貸した側のサラ金としたら、貸したものを返して貰えない事になってしまうので、そうなる前に色々と行動に出てきます。取立てにも勿論来ますし、姿をくらましたとしても、色々と調べて追ってきます。役所などでは、債権者は債務者の情
IDCフロンティアのクラウドサービスが政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP... データセンター 2024年01月10日 【接続先追加】「バーチャルブリッジ」に主要IX事業者などの他事業者接続が追加 データセンター 2024年01月10日 令和6年能登半島地震の影響により、被災された地域のお客さまがご利用中のサービスについて支援措置を実施します。 サービス 2024年01月05日 新年のご挨拶 代表取締役社長 鈴木 勝久 その他 2024年01月04日 1月17日~19日に福岡で開催される「JANOG53 in Hakata」にブース出展します その他 2023年12月20日 ZDNET Japan Business&IT ClassWork supported by ... その他 2023年12月15日 IDCフロンティア、「AIサービスのためのデジタルインフラ」を
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます レンタルサーバ事業者のファーストサーバが障害で顧客のメールおよびウェブデータを消失した問題で、ユーザー企業への影響や今後の展開などを、IT専門の調査会社ITRの内山悟志代表取締役が以下のようにコメントした。 障害はともかく、データセンター事業者によるデータの消失というのは前代未聞だ。バックアップを取っていなかったとすれば、利用企業としてはどうしようもない状況といえる。事業者としては、信用を失うことになるだろう。 だが、これをユーザー企業が法的手段に訴えても、満足できるような補償は受けられないだろう。一般に、契約内容は障害時に「利用料を全額もしくは半額返還する」といったものであり、あくまでも企業が支払った金額が対象になる。 契約書に規定が
【大惨事】レンタルサービス「ファーストサーバ」で大規模な障害発生 データ全消去 Tweet 1:ムーンマーガレットφ ★:2012/06/22(金) 02:35:46.91 ID:??? レンタルサーバーサービスの「ファーストサーバ」において、20日17時30分頃から大規模な障害が発生。WEBやメールなどのデータが消失する事態となっている。障害が発生しているサービスは、ビズ/ビズ2/エントリービズ/エンタープライズ3/EC-CUBEクラウドサーバ マネージドクラウド。 消失したデータは下記の通り ●サーバー上にアップロードされたデータ(FTP、ファイルマネージャ等) ●コンフィグレータ設定を含むデータ ●メールボックス内のデータ…障害発生時に受信していなかったメールは消失。 障害発生後のメールについては受信できておらず、送信者側でエラーとなっている。 ファーストサーバでは、一部ユーザーにつ
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