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横浜とにんげんに関するnubaのブックマーク (1)

  • 昭和百四十六年、冬、根岸にて - 北小路ゲバ子の恋

    静沙が、そいつは私のもとに来るヘルパーの女なのだが、静沙が書棚から「青い花」9巻を見つけ出しやがった。「これ、読みたかったんだ」 おいおい私のおしめを変えた手で「青い花」をさわるんじゃない。志村貴子先生のそれは石原4世により発禁処分となり、所持がみつかるとそれだけの咎で択捉島に流刑となるので、なかなか手に入らない。だから静沙にとってはお宝かもしれないが、私にとってはそれ以上のものなのである。 今日を生きられない、そんな日々、かつての私の未来には「青い花」だけがあった。「青い花」の新刊が出るのだけが未来にあった。万城目さんが「あーちゃんと一緒にいたいの」と言いだして、逗子市役所に就職した奥平あーちゃんから離れたくないがために、筑波大学を中退して横浜国立大学に入り直す9巻、これにどれほど涙したことか。 それを静沙に見つかっては、もう恥ずかしくて生きていはいけない。 … 死のうと想った。しかしま

    昭和百四十六年、冬、根岸にて - 北小路ゲバ子の恋
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