イタリア現地時間の6月9日未明、カカのレアル・マドリーへの移籍が発表された。移籍金は6700万ユーロ(約89億円)。これはミランからほかのクラブへ移籍する際に支払われる金額としては歴代最高額である。契約年数は6年間、カカの年俸は1000万ユーロ(約13億7000万円)に上るという。 ブラジル代表の合宿先で緊急記者会見を行ったカカは、「レアル・マドリーは僕にとって重要な挑戦だ。このクラブが再び、スペイン、そしてヨーロッパにおける主役に戻れるよう、多くのタイトルを獲得したい」と意気込みを語った。 今回の移籍は、2001年にジダンがユベントスからレアル・マドリーに移った際の約7500万ユーロ(約102億円)に次ぐ史上2番目の高額移籍として刻まれることとなった(クリスティアーノ・ロナウドの移籍が成立する見通しなので3番目になるが……)。しかも、この世界的な不況にもかかわらず、である。カカをめぐ