恥ずかしながら今回の報道があるまでコムスンという会社を知りませんでした。だから報道があったときも、名前の語感からセコムみたいな警備会社や、サムスンみたいなIT系企業を頭に描いたぐらいです。もちろんそうではなくて介護業界の最大手企業である事はまず理解しました。 後は記事からの泥縄なんですが、この会社はバブル期にジュリアナで一山あてた会社の末裔で、介護事業が始まると素早く参入し、短期間のうちに巨大化したようです。そうであればこの会社は昔から医療に関与した事業をベースに拡大したのではなく、異業種からの新規参入を果たしていた事になります。 ジュリアナで一山あてた事も、異業種からの新規参入も批判する気はサラサラありません。私が気になったのは、そういう機を見るに敏な経営者をもってしても、介護事業は儲からない事業になっている事です。医療の慣習とか常識に囚われない発想であったから急成長したのでしょうが、そ
いろいろ言われている。擁護はできない。しかし、すべてを一括りにして「高齢者を食い物」みたいな言い方は少し違うのではないかと思う。 よほど問題がなければ指定取り消しまで行くことはないはずなので、よほど「問題があった」のだろう、ということは言える。ただ、どんな「問題」だったか、についての丁寧な報道は少ない。 指定を受けるのに必要な常勤換算数に足るだけのサービス提供責任者とヘルパーを確保するために「名義貸し」はあったのだろう。ただ、それは事業所として運営するのに、そのぐらいの人数は必要だろう、という国の示した基準を守れていない、という話であって、利用者を愚弄したという話にはならない。嘘であり、罪には違いないが、利用者に対して極悪非道であるかのような言い方には単純さを感じる。 率直に言ってしまえば、指定のために必要な常勤換算数が決められているというのは、なかなか厳しい話である。だって、これから事業
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