上記ツールの詳細や、ほかのさまざまな無料Webサイト作成ツールについて知りたい読者は本稿に併せて、連載「どこまでできる? 無料ツールでWebサイト作成」もぜひご参照ください。 Webサイト開発はテキストエディタだけで行えるのか? ■ 今後もWebサイト開発にHTMLコーディングは必要なのか? Web標準にのっとった制作、CSSによるレイアウト、Ajaxなど、HTMLとCSS、JavaScriptなどで実現可能なことは意外と多いものだ。その中でも、特にAjaxはこれまでシステム開発をしてきたプログラマが得意とする部分だろうし、世の中のデザイナーには、デザインだけではなくこれからはHTML制作に進もうと考えている人もいることだろう。 こういったことから、たとえ世の中がリッチなコンテンツ、Web 2.0、CMSという方向に進んでいったとしても、HTMLベースのWebサイト構築というものは、尽きる
「幸せなお産」というコラムを見つけた。「有機野菜・無添加の素材をつかったオーガニック料理」を配達するお店のサイトのコンテンツ*1で、「人生マクロビオティック」「オーガニック生活のすすめ」といったコラムの中の一つである。たまたまうまくいった例を紹介して自然分娩を賛美するのはよく見かける。このコラムも「病院での人工的な分娩ではなく、自然な分娩を行いうまくいったハッピー」という内容だろうなと読者諸君は想像されるかもしれない。しかし、このコラムはその想像の斜め上をいく。 ■幸せなお産 (■魚拓)(オーガニックエッセイ たけまつばなし一覧) 多少長いので、要約する。両親ともに「お肉も食べない無添加のバリバリオーガニック生活」を送っていた。妊娠が判明し、近所にマクロビオティックの助産院があったが、「逆子は法律上、助産院では産めない」。大阪の病院では「あなたの骨盤ではこの大きな頭の赤ちゃんの自然分娩は無
共同出版方式で自費出版した本がほとんど書店に並ばなかったと出版社を訴えた著者が話題になっている。なぜ並ばないか、書店と出版社の関係があまり知られていないと思う。 まず書店に並んでいる本のほとんどは書店のものではない。書店は出版社から預かっているだけだ。例外があって、岩波書店の本と未来社の本は書店の買い切りが原則なので書店のものだ。(だからこの2社の本を置いている書店は少ない)。 書店に並んでいる本はこの買い切りを除くと大きく分けて2種類がある。一つは新刊委託で新刊の発行から4か月間だけ書店が預かっているもの。その期間を過ぎると返本ができない決まりで書店が買い取らなければならない。もう一つは常備寄託で、出版社とのあいだに契約を結んで、決められた本を1年間だけ預かり、その間に売れた分は補充し、1年後に精算する。 さて書店の棚には限界がある。流通している書籍の種類は膨大だ。物理的に書店が並べうる
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