大阪市に住む小学4年生の仲邑菫(すみれ)さんが、ことし4月に史上最年少の10歳で囲碁のプロ棋士になることが決まりました。 英才特別採用推薦棋士は、強豪国の中国や韓国勢に対抗できるトップ棋士を育成するため、日本棋院が新たに設けたもので、原則、小学生が対象で、選ばれるとプロ棋士になることができます。 仲邑さんは、これまでのアマチュア大会の成績などから推薦を受け、先月、井山裕太五冠や張栩名人ら6人のプロ棋士の審査を受けました。その結果、全員の賛成を得て、初の推薦棋士に選ばれました。 仲邑さんは、4月のプロ入りの時点では10歳0か月で、藤沢里菜女流三冠の11歳6か月を9年ぶりに更新し、史上最年少の囲碁のプロ棋士となります。 仲邑さんは3歳で囲碁を始め、7歳からは強豪国の韓国にもたびたび訪れ、囲碁を学んできました。 仲邑さんは「プロ棋士になれてうれしいです。世界で活躍できるようなプロになりたいです」