中国向けの中継サーバーがインターネットの不正接続に使われた事件で、警視庁は25日、昨年11月に摘発した東京都内の業者のサーバーから、ネット利用者延べ約1800万人分のIDやパスワードが見つかったと発表した。 このうち約178万人分は「ヤフージャパン」や「楽天」「ツイッター」などの会員情報で、パスワードなどを使った不正接続が確認された。同時期にポイントが不正利用されるなどの被害が出ており、同庁が捜査している。 中継サーバーを巡っては、同庁が2014年に摘発した別の業者のサーバーから約506万人分のIDなどが見つかっている。今回はその3倍以上で、過去最大規模の流出となる。 問題の業者は「日中新生コーポレーション」(東京都豊島区)。発表によると、同社のサーバーは、地銀や信金など10以上の金融機関のネットバンキングの不正送金に使われていたほか、サーバーに国内のクレジットカード利用者のものとみられる
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