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「違法着うた使っても、有料着うたやCDの購入頻度は変わらない」――日本レコード協会など音楽関係権利者3団体が携帯電話キャリアなどと協力して実施した「違法着うた」「違法着うたフル」に関する意識調査で、こう答えたユーザーが64.5%いた。 着うた・着うたフルを無料で配信する違法サイトを利用した経験があるユーザーは64.1%。利用する理由を聞いたところトップは「音楽ダウンロードにお金をかけたくないから」(65.1%)だった。 無料サイト利用で有料着うたの購入頻度は「変わらない」が57.4%、「減った」が32.5%、「増えた」が10.1%だった。CDの購入頻度は「変わらない」が64.5%、「減った」が21.4%、「増えた」が14.1%。CD購入が減ったと答えた人は、25歳以上に多かった。 違法サイト利用に対する後ろめたさを感じているのは34.4%、感じていないのは65.5%。年齢が上がるほど、後ろ
「雪かきみたいなものだよね」 「初音ミク」発売から1年半あまり。誰も足を踏み入れたことがない雪原で雪をかき、人が通れる道を模索してきたと、開発元クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長は話す。 07年夏。歌声合成ソフトとしてデビューした初音ミクは、これまでにない流れを経て人気キャラになった。企業がヒットを仕掛けたのではなく、個人だけで盛りあがったわけでもない。無数の個人と企業が、それぞれのイメージでミクを歌わせ、描き、創り、イメージを共有し、ふくらませていった。 最初に動いたのは個人だった。初音ミクで作った楽曲が「ニコニコ動画」に投稿され、イラストを描く人、動画を作る人、3Dモデルを作る人――あらゆる個人が創作物を発表。それを見た人がさらに盛り上げた。 同社もこの動きに応え、ミクのキャラクターを非商用なら自由に利用・2次創作できるようガイドラインを出し、投稿サイト「ピアプロ」を開設
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