印刷 ヘッドマークのオーナーを募集している三陸鉄道=岩手県宮古市の田老駅近く、角田写す 三陸鉄道(岩手県宮古市)のオーナー気分を味わいませんか――。3年後の全線復旧を目指す第三セクターの三鉄が、ヘッドマークのオーナー募集を始めた。鉄道ファンの心をくすぐって復興資金を集める狙い。年間30万円の広告料で、自分のデザインしたマークを付けた列車が走る。 三鉄は復旧の総工費を110億円と試算し、国と県、沿岸市町村に負担を求めている。マークが取り付け可能な車両は現在11両あり、年間330万円の収益増となる計算だ。 車両の前と後に1枚ずつ、好きなデザインのマークを掲げられる。サイズは60センチ四方以内であれば形状、材質を問わない。個人のメッセージや企業のロゴなどデザインも自由だが、三鉄のイメージに沿わない場合は断ることもある。契約年数や独自の除幕式の開催なども相談に応じる。 担当者は「三鉄は全国