【4月6日 AFP】19世紀中ごろ、米作家ヘンリー・デイビッド・ソロー(Henry David Thoreau)は自然とつながるためにウォールデン湖(Walden Pond)のほとりで暮らし、名著『ウォールデン 森の生活(Walden: or Life in the Woods)』で人生の意味について書き記した。 米マサチューセッツ(Massachusetts)州北東部にあるウォールデン湖は歴史的な地で、州の保護地区にもなっている。だが、4日に発表された研究によると、かつて自然のままの姿だった湖は、今や遊泳者や観光客により汚染されている。 米科学誌「プロスワン(PLOS ONE)」に掲載された研究論文の筆頭著者であるポール・スミス大学(Paul Smith's College)の教授、J・カート・ステージャー(J. Curt Stager)氏は「ウォールデン湖の堆積物は、ソローが暮らした時