電源開発(Jパワー、東京)は29日、定期点検中に蒸気タービンの落下事故が起きた松浦火力発電所2号機(長崎県、出力100万キロワット)の運転再開が当初予定の7月から遅れると発表した。損傷していないタービンを使用して40万キロワット分を8月中旬に仮復旧させ、九州、中国、四国の3電力会社に電力を卸供給する。 損傷タービンを新品に取り替えるため、完全復旧は来年6月末にずれ込む見込みという。フル稼働できないことで、西日本の今夏の電力需給への影響は避けられなくなった。 北村雅良社長は同日会見し、「電力需給に大きな影響を与え、申し訳ない」と陳謝。仮復旧については、「需要がピークを迎えるお盆明けには間に合わせたい」と話した。 運転再開の遅れによる受電会社からの料金収入の減少や修繕費の発生から、平成27年3月期の連結最終利益予想を410億円から330億円に下方修正。事故の責任をとり、北村社長ら役員7人の月額
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