[ソウル 4日 ロイター] 韓国の朴宰完・企画財政相は4日、会議に出席し、政府には景気低迷期に補正予算案を編成することなく、約2兆4000億ウォン(21億ドル)に上る財政出動を行う余地があると述べた。 ただし「われわれは、もっと悪い時期のために政策余地を残しておく必要がある」として、政府が現在の景気減速に対しては、大規模な財政拡張や金融の量的緩和といった策に訴えるつもりがないと語った。 同相はまた、会場に集まった記者団に対し、企画財政省は6月下旬に発表した景気対策に加えて、内需拡大に向けた追加的な小規模措置のとりまとめを行っていると説明。早ければ来週にも、一連の追加的な景気刺激策を発表する可能性があると述べた。追加策は主として、規制面での障害除去や企業の投資意欲改善を狙ったものだとしている。